No.13851 蓋然性の判断  【ケン】 2010/11/24(Wed) 18:41

青木先生,大変失礼しました。具体的な問題を下記致しました。
どうぞよろしくお願いします。

ある4種の分子A,B,C,Dは低温では完全に違う形をした異性体です。
これらを高温に保つと,分子内の結合が頻繁に変化して色々な形が出現します。

A 分子は,ある確率でSというタイプに変化しますが,そのほかに色々な別のタイプへの変化します。同様に,B,C,D分子もSタイプになる場合があるのです が,A分子がSタイプになる頻度の方が非常に高いです。データを整理すると,A,B,C,D分子が高温でSタイプになる確率は,それぞれ70%,20 %,5%,5%と求りますので,「Sタイプは,A分子から最も変化しやすい」と言って良いかと思います。しかし,別のRタイプについては, 20%,25%,30%,25%というように,「Rタイプは,A,B,C,Dどの分子からも変化しやすい」と言って良いです。

このような問題における,蓋然性の判断基準としての%の値が知りたいです。

No.13852 Re: 蓋然性の判断  【青木繁伸】 2010/11/24(Wed) 19:00

例がはなはだ悪いですね,誰かさんの血液型について何人に聞こうと誰かさんの血液型が何であるかなんてわからない(結論できない)でしょう。統計学以前の問題でしょう。
「特定の型が何%以上だと,「蓋然性が高い」と言う判断をして良いでしょうか?」得られた情報(データ)の精度を考えずに,結論を導くことなどできません。

たとえ話などせず,ちゃんと情報を伝えて質問するべきですね。

ちなみに,「蓋然性」とは,
「事象が実現されるか否か,またはその知識の確実性の度合い,確からしさ。数学的に定式化されたものを確率と呼ぶ。プロバビリティー。→可能性」
ですって。by スーパー大辞林

No.13853 Re: 蓋然性の判断  【青木繁伸】 2010/11/24(Wed) 21:36

あれまあ,もとの質問を全面的に書き直したのですか。それでは話が通じなくなりますね。

No.13854 Re: 蓋然性の判断  【青木繁伸】 2010/11/24(Wed) 21:38

> このような問題における,蓋然性の判断基準としての%の値が知りたいです。

このような問題に置いて,一般論はないでしょう。

研究(対象)分野において,これくらいの基準以上なら,何らかの関連性(因果関連)があるだろうという(先行研究に基づく)基準があるでしょう。他の分野からはとやかく言えない基準が。

No.13860 Re: 蓋然性の判断  【ひの】 2010/11/24(Wed) 23:34

>A,B,C,D分子が高温でSタイプになる確率は,それぞれ 70%,20%,5%,5%

 この例,なんで合計がきっちり100%なのかな。確率という言葉の使い方がおかしいのでは?

 高温下でできたSタイプのうちA,B,C,D分子由来である割合がそれぞれ 70%,20%,5%,5% ということなのじゃないの?

No.13865 Re: 蓋然性の判断  【ケン】 2010/11/25(Thu) 09:43

ご返信ありがとうございます。
統計学で頼りになるような基準となるような設定はないということですね。
うーん,当該分野での基準もないのです。
そうなると,自分で70%とか決めるしかないですね。

x確率 ○割合 の通りでした。

No.13867 Re: 蓋然性の判断  【ひの】 2010/11/25(Thu) 12:08

>x確率 ○割合 の通りでした。

確率か割合かという言葉の問題ではないのです。

>A,B,C,D分子が高温でSタイプになる確率は,それぞれ 70%,20%,5%,5%

 ならば,

 100個のA分子を高温下におくとそこから70個の割合(あるいは確率)でSタイプに変わる。

 という意味になります。だとするとそういう数値の合計が100%になる必然性はないのでおかしいと思ったわけです。

 確率(あるいは割合)を計算するときの分母が,元の分子数なのか,生じたSタイプの総数なのかは大きな違いで,そこを取り違えた表現になっていることを指摘したかったのです。

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