No.13688 Fisherの直接確率法について  【理学療法士】 2010/10/29(Fri) 20:07

 私は病院で理学療法士をしている者です。この度,ある学会でFisherの直接確率法を使用して発表を行ったところ,検定方法が適切ではないとの指摘を受けました。ただ,その指摘をして下さった方もどのような検定を用いれば良いか分からないとのことでした。
  発表した内容は,A・B・C群の3つのグループにおいて杖歩行が可能になった群と不可能であった群について,A群とB群,B群とC群,C群とA群の3つの 2×2の表に分けて比較しました。結果はA群とB群,C群とA群の比較で有意差がでて,A群と杖歩行が可能になった群とに関連性が認められました。そのた め,A群は他のB・C群と比較して杖歩行が可能となる可能性が高いと発表しました。
 今回の質問としては,(1) なぜこの方法ではいけないのか。(2) どの検定方法を用いればよいのか。ということです。不勉強で大変恐縮ですが,良きアドバイスをいただければ幸いです。

No.13689 Re: Fisherの直接確率法について  【青木繁伸】 2010/10/29(Fri) 20:18

その人は,なぜダメだといったのでしょうか?どのような検定を用いればよいかもわからないのに,なぜダメだといえるでしょうか?どのような検定を用いればよいかはわからなくても,ダメな理由はいえないとおかしいですね。

一つには,多重比較の問題を指摘したのかな?あなたは A:B, A:C, B:C の3回の検定を行ったわけで,毎回の検定を有意水準 5% でやったとしたら,それを指摘されたか?しかし,それなら,「多重比較が問題だ」とはっきり言うはずですしね。

No.13695 Re: Fisherの直接確率法について  【理学療法士】 2010/10/30(Sat) 18:26

ご返信有難うございました。多重比較についてもう少し勉強してみます。再度質問させていただくと思いますが,その時は宜しくお願いいたします。

No.13699 Re: Fisherの直接確率法について  【青木繁伸】 2010/10/30(Sat) 21:29

> 検定方法が適切ではないとの指摘を受けました。ただ,その指摘をして下さった方もどのような検定を用いれば良いか分からないとのことでした。

についての,回答が是非知りたいですね。

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