No.13683 χ二乗検定と比率の差の検定  【おっさ】 2010/10/27(Wed) 23:48

χ二乗検定と比率の差の検定はどのように使い分けるのでしょうか。
χ二乗検定は1つの集団をある因子で2グループに分けたときに応答変数(二値)の生起に違いがあるかを見ていて,別々に集めた集団を比較するときは比率の差の検定という理解はおかしいでしょうか。

No.13684 Re: χ二乗検定と比率の差の検定  【青木繁伸】 2010/10/28(Thu) 00:35

独立二標本における比率の差の検定と,2×2分割表と見たときの独立性の検定のことですか?
どちらも同じ検定結果になりますよ(当然検定統計量は異なるが,z 統計量の二乗が,カイ二乗値に等しくなる,それから求める P 値は同じになる。)。

あ なたの仰ることももっともで,そのような基準で検定手法を選んでもよいでしょう。2×2分割表も,その出処は3種ありますが,検定の対象となる分割表だけ を見せられても,それがどれに由来するかはわかりません。というか,検定の計算手順は単純に4つのセルの数値だけですから,その数値がどういう由来を持つ かなど反映されません。ただ,その違いは,Fisher の正確検定の妥当性を検討する際に取り上げられます。

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