No.13499 相関関係について  【ごん】 2010/09/26(Sun) 23:04

言語能力におけるwritingとspeaking 能力の相関関係についての調査をしたいと計画しております。

 writingとspeaking 能力の評価は,それぞれ複数の評価項目からなり(例えば,語彙力や発音,社会言語学的要素等),その小項目を合算した合計点で,writingとspeakingそれぞれの能力点とします。
 これらの個々の要素の相関関係や小項目の影響の波及関係を統計的に調べるには,「重回帰分析」が良いのではないかと考えるのですが,どうお考えになりますか。

 また,「回帰分析」は英語では,regression analysis と訳すと思うのですが,「重回帰分析」を英語では何と訳しているのでしょうか。

 いつも有難うございます。どうぞよろしくお願いいたします。

No.13501 Re: 相関関係について  【青木繁伸】 2010/09/27(Mon) 20:56

まあ,重回帰分析でもよいでしょうが,そもそも,[小項目を合算した合計点で,writingとspeaking それぞれの能力点とする]ということなら,そのモデルが正しいなら各小項目の係数は1になるわけで,そうならなくてもああそうなのかというだけのこと。つ まり,合計点を外的基準にするのはあまり稔りのあることではないような気がしますね。

モデル的には,重回帰モデルを複数組み合わせたことになる,パス解析ということでしょう。また,モデル中に潜在因子などを含めるなら,SEMというのが一番柔軟性があるでしょう。

重回帰分析をより詳しく言うならば,線形重回帰分析 multiple linear regression analysis ということになります。

No.13504 Re: 相関関係について  【ごん】 2010/09/27(Mon) 23:53

お忙しい所,いつも回答をいただき有難うございます。
パス解析やSEMのことがわからないので,統計事典を使い,これから調べてみます。
自分の能力で使いこなせるのか不安ですが,とにかく調べてみます。
どうも有難うございました。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る