評価対象並べ替えました。(Bは同順位がなかったので,BをXiとしました。)
評価 A B C D E F
先生 32 39 39 36 36 36
生徒平均 32.4 39.6 37.2 32.2 36.6 42.6
順位
先生 6 1 1 3 3 3
生徒平均 5 2 3 6 4 1
F B C E A D
Xi <生徒平均> 1 2 3 4 5 6
Yi <先生> 3 1 1 3 6 3
Pi 1 3 3 1 0
Qj 2 0 0 0 1
ΣPi 8
ΣQi 3
n 6
rk 0.333333333
No.13468 Re: 一致度について 【青木繁伸】 2010/09/21(Tue) 14:29
「ケンドール指数」とは,ケンドールの順位相関係数のことですね?
> 資料に同順位があるので,はたしてこれでよいのかわかりません
このような場合には,あなたが採用したような順位付けではなく「平均順位」をつけます。
そうすれば,0.3892495 になるでしょう。なお,スピアマンの順位相関係数は 0.4937707 になります。
> 順位ではなく,評価点からすると,先生と生徒の評価は一致性が高いと思えたのですが
相関係数(ピアソンの積率相関係数)のことですね?確かに,0.520924 となりますが,スピアマンの順位相関係数と比べても,どうということない差でしょう。
> 順位にするため,一致度が低く見えてしまいます。この点をどう考えればよろしいのでしょうか。
順位にするから,一致度(相関係数)が低く見えるのではなく,同順位が多かったり,データの精度自体が低い(と思われる)ので,そんなものでしょう。
ピアソンの積率相関係数,スピアマンの順位相関係数,ケンドールの順位相関係数,それぞれの長所と短所を理解して,適切なものを使う必要があります。
No.13479 Re: 一致度について 【ごん】 2010/09/21(Tue) 23:21
ご丁寧な回答をいつも有難うございます。
大変参考になりました。データの特徴をよく考え,適切な統計を選べるようにこれからもっと勉強を致します。また,精度の高いデータがとれるように綿密なリサーチ計画を立てるように努力したいと思います。
先生のご教授を頼りにしております。これからもどうぞよろしくご指導くださいませ。
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