No.13290 二元配置分散分析の交互作用について  【かかし】 2010/08/19(Thu) 21:55

 こんにちは。
いつも参考にさせて頂いています。
繰り返しのある二元配置分散分析後の交互作用について御教授願います。
ス ポーツ経験の有無と男女という2要因で二元配置分散分析をしたところ,男性(スポーツをしている人としていない人)と女性(スポーツをしている人としてい ない人)のグラフが交差していました。教科書的には平行性が維持されていないので交互作用あり,と表現されると思いますが危険率をみると有意ではない(交 互作用がない)と判定されていました。どう判断すればいいでしょうか。

No.13292 Re: 二元配置分散分析の交互作用について  【波音】 2010/08/19(Thu) 22:28

一概に「こうすべき」とはなかなか述べることができませんが,定めた有意水準のもとで帰無仮説が棄却されなければ (交互作用項が有意でなければ)その旨を記述するべきでしょう。差し障りのない書き方としては,結果のセクションには「有意ではない」ということを書いて おき,主効果についての報告をする。そして考察やDiscussionのセクションで

> 平行性が維持されていないので交互作用あり,と表現されると思いますが危険率をみると有意ではない

ということに対する考えを書けば良いかと思われます。というか,考察やDiscussionはそもそもそういうことを書くためのセクションなのだと(私は)考えています。

ちなみに

> 危険率をみると有意ではない

という部分について,この文脈で「危険率」は適切ではないでしょう。正しくは,たとえば「交互作用項についてのp値をみると有意ではない」などと表現すべきかと思われます。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る