No.13240 プログラムコード(命令)の正しい表現  【波音】 2010/08/09(Mon) 09:44

直接的に統計学の話題ではないのですが,,,

> a <- 100
> a <- 200

上記コードについて,1回目(a <- 100)の時点で

(1) オブジェクトaの生成
(2) 変数aに100を代入

というのは,どちらが適切な言い方(表現)なのでしょうか? また2回目(a <- 200)は

(1)' オブジェクトaの更新
(2)' 変数aに200を代入

のどちらが正しいでしょうか?

代入というと変数に新たな(別の)値を置き換えるということになるので,1回目の作業は「初期化」といった方が正しいのでしょうか・・・ 

Googleで検索してみると「オブジェクトの代入」とか「オブジェクト変数への代入」といったような表現を見つけることができますが,こうした言い方は言語によって慣例的な表現が決まっているのでしょうか。だとしたら,Rではどのようにいうべきなのでしょう(^_^;)

No.13241 Re: プログラムコード(命令)の正しい表現  【青木繁伸】 2010/08/09(Mon) 10:09

> 生成と代入,どちらが適切な言い方(表現)なのでしょうか

C や JAVA では,宣言(型など)と定義(値付け)が区別されていますが,R では両者の区別がないので,a <- 100 は,まず a のメモリを確保してそこへ 100 を格納することになります。確保された段階では a の内容は 0x00 (変数の型により長さはいろいろあるものの)で,それを 200 にするということなので,生成と代入の両方を意味しますね。

> 2回目(a <- 200)はどちらが正しいでしょうか

更新も代入も同じですが,更新は例えばループで近似計算しているときのような場合に使うことが多いかも知れませんね。

> Rではどのようにいうべきなのでしょう

R では,「付値」という訳語が使われることが多いかも。

ま た,変数とオブジェクトの使い分けは,変数という場合にはスカラー変数を指すことが多く,リストやデータフレームなども含んで総称するときにオブジェクト という言葉が使われることが多いでしょう。オブジェクト変数というのは,馬から落ちて落馬してという感じで,オブジェクトだけで十分と思います。

ただ,以上のことはどちらがよく使われるかというレベルのことなので,どちらが誤りということではないと思います。

No.13242 Re: プログラムコード(命令)の正しい表現  【波音】 2010/08/09(Mon) 11:33

早速の回答ありがとうございます。よく分かりました。

統計用語(というかどの分野における用語でも同じですが)もプログラミングにおける用語の使い方も,よくよく考えると「さて,どちらが適切(一般的)なのだろう?」と思うことが多いな,と。

そもそもこうした用語の多くは訳語でしょうから,日本語訳(漢字の割り当て)が適切なのか,英語のカタカナ表記がよいのか,それとも原語そのままの方がいいのか,ということにもなりかねませんが・・・(^_^;)

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