No.13173 2つの測定機による同一サンプル測定  【ぱん】 2010/07/28(Wed) 16:21

ある部品の測定を測定機Aで測定していたのですが,今後測定機Bでも測定したいと考えています。既に測定機AとBで,同じ サンプルを30個測定したデータがあるのですが,このデータを用いて測定機Aと測定機Bに差があるのかないのか確認できる統計手法がございましたら教えて 頂けないでしょうか?また上記データで足りない場合は,どのようなデータを取ってどのような統計手法が必要か教えて頂けないでしょうか?

No.13174 Re: 2つの測定機による同一サンプル測定  【青木繁伸】 2010/07/28(Wed) 21:13

差があるのかないのかだけではダメでしょう。
a, b, c, d, e の5サンプルの測定値が A 機で 1, 2, 3, 4, 5 で,B 機で 5, 4, 3, 2, 1 であったとき(極端ですけど),平均値は全く同じで,対応のある平均値の差の検定でも有意差なしとなりますけど,でたらめな結果であるのは明らかでしょ う。
相関係数を取るのもだめですね。
同じく,1, 2, 3, 4, 5 と 11, 12, 13, 14, 15 の相関係数は 1 ですがこれも,でたらめな結果ですね。
同じかどうかと言うのは,なかなか難しいものです。どういう場合に同じとしてよいか,明確な基準を示してください。そのあと,正しい解析法が提示されるかも知れません。

No.13200 Re: 2つの測定機による同一サンプル測定  【taipapa】 2010/08/01(Sun) 22:46

Bland-Altman plotでググッてみてください.医学の分野では,新しい検査法が出てきたときに旧来のものと一致しているかどうかを見るために使われます.Rでもできますよ.
的外れでしたらごめんなさい.

No.13213 Re: 2つの測定機による同一サンプル測定  【品質工学一辺倒】 2010/08/04(Wed) 20:05

この問題はSN比で解けると思います。
測定法の良さ悪さは,「あるサンプルを測定して誤差が少ないから良 い」ではないのです。確かに値の違うサンプル(信号因子Sという)は違う値に出て,繰り返しや測定の場の違い(誤差因子N)の影響はすくない測定法が良い といえます。そこで,SとNの比を取ってSN比です。SN比は,校正後の誤差分散の逆数です。測定法の良さ悪さはSN比でわかり,校正後の誤差もわかるの です。

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