No.13041 交絡除外後の相関の比較  【統計初心者】 2010/07/12(Mon) 17:24

はじめまして。お世話になります。

年齢による交絡を除いたうえで,計量データAに対する相関が,計量データB,計量データCのどちらが強いか,を統計的に調べることはできますか?
データは下記のような感じです。
患者番号  年齢  A   B   C
1      50 4 1 2
2 55 8 2 4
3 60 12 3 8
4 70 15 4 16
5 80 26 5 32
方法として3つ考えたのですが,
(1) 単回帰解析で標準回帰係数を比べる・・・年齢の関与を除外できない
(2) 相関係数の大小を比べる・・・年齢の関与を除外できない
(3) 重回帰分析する。・・・全体としての寄与率は比較できるが,個々の説明変数の寄与率が分からない
と,いずれも上手く行きません。なにかよい方法があればご教示下さい。

No.13042 Re: 交絡除外後の相関の比較  【青木繁伸】 2010/07/12(Mon) 18:41

年齢を制御して偏相関係数を求め,偏相関係数の差の検定を行う(相関係数の差の検定の自由度と比べ,さらに1減る)

No.13097 Re: 交絡除外後の相関の比較  【統計初心者】 2010/07/18(Sun) 11:46

簡潔で,要を得たお返事をありがとうございました。

追加でご質問させてください。
制御したい変数が2つ以上ある場合,どのような式になるのでしょうか?
差の検定では,自由度をさらに減じるのでしょうか

また,別件ですが,
説 明変数が順序データ,被説明変数が比例尺度で対応のないの場合,(例:重症者10人の検査値50+/-10, 中等者15人の検査値 40+/-15, 軽傷者20人の検査値 25+/-20, 正常者40人の検査値 10+/-28。この検査値は重症度と相関するか?)
(i)重症3,中等2,軽症1,正常0として相関係数をもとめる(ii)重/中, 中/軽, 軽/正 と3回StudentT検定(例数が少なければMannWittney)を行いα値を1/3(通常0.05のところ0.0167)にする。
(iii)ANOVAを使う。
のいずれがよいのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

No.13100 Re: 交絡除外後の相関の比較  【青木繁伸】 2010/07/18(Sun) 17:43

制御したい変数が2つ以上ある場合さらに自由度が減るでしょう。

「検査値は重症度と相関するか」なら,順位相関係数でもよいし,重症度を説明変数にしてANOVAでも。最終的にどの群に差があるかを検討したいなら,最初っからt検定
(よくあることだけど,t検定は大文字のTではなく小文字のt。それが常識)

No.13101 Re: 交絡除外後の相関の比較  【統計初心者】 2010/07/18(Sun) 20:14

大変お世話になりました。
どうもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします

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