No.12997 Re: 表の検定と裏の検定 【青木繁伸】 2010/07/07(Wed) 17:06
表の検定,裏の検定という呼び方は初めて聞きましたね。
> AとBの平均値の差を検定したい場合,サンプルサイズが小さいと,差がないということが言えません。
そうではありません。
「AとBの平均値の差を検定したい場合,サンプルサイズが小さいと,差があるということが言えないことが多い。」ということです。
差の検定と同等性の検定は考え方が違います。
No.13011 Re: 表の検定と裏の検定 【ミチ】 2010/07/08(Thu) 08:50
青木先生ありがとうございます。
> 表の検定,裏の検定という呼び方は初めて聞きましたね。
一部での俗称のようです。失礼いたしました。
> AとBの平均値の差を検定したい場合,サンプルサイズが小さいと,差がないということが言えません。
> AとBの平均値の差を検定したい場合,サンプルサイズが小さいと,
> 「差があるということが言えないことが多い。」ということです。
そ れで,サンプルサイズが小さいにも関わらず有意差があれば,差があると言え,有意差がない場合は,本当に差がないか,サンプルサイズが小さいためであり, 転じて,「サンプルサイズが小さい場合は,差がないということは言えない」と理解しているのですが,間違っているでしょうか?
> 差の検定と同等性の検定は考え方が違います。
ご教授いただけましたら幸いです。
そ れで,サンプルサイズが小さい場合は,同等性の検定を用いれば,「差がないということが言えないことが多い。」それにも関わらず,有意差がなければ,差が ないということであり,サンプルサイズが少ない場合に,有意差がないということを確認したければ,同等性の検定を使う方法があると考えているのですが,間 違っているでしょうか?
No.13012 Re: 表の検定と裏の検定 【青木繁伸】 2010/07/08(Thu) 10:34
言葉で同じことを言っているようであっても,考え方が正確に述べられていないと,結局は間違った言明になるということです。
例えば,母平均は等しいという帰無仮説が棄却できなかったとき「母平均は等しくないとはいえない」となります。「母平均は同じである」というのは表現的には等価ですが,意味的には正しくありません。
> 有意差がない場合は,本当に差がないか,サンプルサイズが小さいためであり,転じて,「サンプルサイズが小さい場合は,差がないということは言えない」
「転じて」ではつながらないでしょう。「本当に差がない」こともあるんですから。「「サンプルサイズが小さい場合」は原因の一部でしょう。
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