No.12916 検定法について.  【ちか】 2010/06/26(Sat) 11:48

基本的な質問で申し訳ありませんが,お願いいたします.
Kruskal-Wallis検定では,一つのみの要因で分類されたn群のデータの測定値に差があるかどうかを調べる検定法だと思います.そこで,関連性のある要因で分類されていない場合にはどのような検定を用いればいいのでしょうか?

No.12917 Re: 検定法について.  【青木繁伸】 2010/06/26(Sat) 11:50

「関連性のある要因で分類されていない」とはどういうこと?
ノンパラメトリック検定をお望みか?

No.12920 Re: 検定法について.  【ちか】 2010/06/26(Sat) 13:10

わかりにくくて申し訳ありません.
「関連性のある要因で分類されていない」とは,群の分類が何かの要因によって分類されたわけではないという意味です.

4群間のノンパラメトリック検定を行いたいと思っております.

よろしくお願いいたします.

No.12922 Re: 検定法について.  【青木繁伸】 2010/06/26(Sat) 15:18

> Kruskal-Wallis検定では,一つのみの要因で分類されたn群のデータの測定値に差があるかどうかを調べる検定法

Kruskal-Wallis 検定は,独立 k 標本の位置の母数(代表値など)の検定です。独立な k 標本は,一つの標本調査によって得られた標本を,調査項目のある項目(例えば年代とか職業とか)で分類した結果として得られる標本です。また,一つの調査 ではあるが,例えば地域ごとや学校ごとに行われた調査結果の集計のときに,地区間や学校間に差があるかを検定するようなこともあります。これは,調査項目 によって標本が設定されるわけではなく,事前情報で標本が分けられる場合でしょう。
お問い合わせの状況は,後者のような場合かと思いますが,両者の場合いずれも検定の対象となるのは「独立な k 標本」です。その位置の母数のノンパラメトリック検定としては Kruskal-Wallis 検定が使えるでしょう。

No.12924 Re: 検定法について.  【ちか】 2010/06/26(Sat) 16:33

Kruskal-Wallis 検定が使えることがわかり,安心しました.
青木先生 ありがとうございます.
お忙しい中,ご丁寧な回答に感謝いたします.

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