No.12807 効果量について  【ふう】 2010/06/09(Wed) 12:48

いつも拝見して勉強させていただいています。
統計については(P値の意味から)ほぼ独学でしているため,わからないことが多いのでいつも助かっています。
今回はどうしても分からないため質問させていただきました。

論文の査読で指摘された内容です。

Yes/Noの2択の正解数と反応時間を検討項目にしている研究です。

◎3群と2条件の検査に対して

・私の本文:反応時間を2元配置分散分析後にBonferroni不等式修正を行いました
 査読:「F値のみでなく効果量ηを書くことが求められる」とありました。
 →これは解決できそうです。

・私の本文:正解数(ノンパラ)では多重比較検定(steel-dwass)を使用した
 査読:「正解数の大小の検定をしているはずであるが使用した検定の種類と効果量を加筆すべきである」
 →大小の検定など何の事だか見当が付きません。
  調べていましたが両側検定?片側検定の方がしかわかりませんでした。
  なお,両側検定のSteel-dwassを用いています。

  何を意味しているのかがわからないため,調べることも前に進みません。
  もし,このことについてご意見,助言ありましたらいただきたいと考えています。
  よろしくお願いします。

No.12808 Re: 効果量について  【青木繁伸】 2010/06/09(Wed) 14:14

> 多重比較検定(steel-dwass)を使用した

「検定の種類」などと聞いてきたのは,検定名を小文字で書いたからかな?
「Steel-Dwass法による多重比較をおこなった」と書けばよかったか。
ワカランチンの査読者の口を封じるためには,さらに,引用文献でもつけておいてあげたほうがよいのかもしれない。

なお,Steel-Dwass はノンパラメトリック検定なので,効果量を計算するのは不適切であると注記すればよいかも知れない(なんでもかんでも効果量を要求するとは,結局よくわかっていない査読者ということか。ひょっとして,○○心理学会の類?)

No.12828 Re: 効果量について  【ふう】 2010/06/13(Sun) 19:14

ありがとうございます。
大変参考になりました。

ご助言をヒントに調べてました。
ご助言の通り,私の勉強不足であるために記載方法がいけなかったのかもわかりません。

また,数1しかしていない私には,計算式が象形文字にしか見えないため記号の意味も計算式の意味もわかりませんが何となく深慮できました。

ノンパラのSteel-Dwassは効果量の計算は不適切であり
ノンパラでは差の検定(U検定,Wilcoxon “No.00488” ,クラスカル,フリードマン)の場合にUをZに変換すれば,効果量rが出せるのですね。

効果量の意味は今後継続して勉強してきたいと考えています。

貴重な時間を回答に使っていただき
ありがとうございました。

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