No.12693 対象のグループ化の方法  【tak】 2010/05/23(Sun) 10:55

論文の査読をしていて統計学的に不明な点がありまして質問させていただきます。
薬剤Aに反応する細胞があって,こ の薬剤Aによる反応(「反応A」とします)に対する薬剤Bの阻害を見る実験系で,対象としている細胞の中で薬剤Bの効果が異なるサブグループがある,とい うことを示そうとしています。薬剤Bによる阻害があった細胞(100例中30例)を抜き出して,その30例の阻害効果を,薬剤Bの添加前後の「反応A」の 大きさを比較して有意差ありとし,であるから,この100例の細胞群中には薬剤Bに反応する3割ほどのサブグループがある,という主張です。そもそも薬剤 Bを加える前後での「反応A」の変化(ぶれ)を考えると,阻害したと見えるようにぶれた例だけを集めれば,当然阻害した一群があるように見えますが,これ は「本当の阻害」とは思えません。
ただ,実際の研究では,実験の対象としている動物・細胞のグループにおいて,こうした一つの現象において反応の 明らかな違うサブグループがあることはよくあり,その場合に,どのようにサブグループの存在を統計学的に示せばよいか悩むことはあります。ヒストグラムで 明らかに複数のピークがあればそれを示せば良いのか,あるいはカイ2乗検定で,サブグループがないという帰無仮説を立てるのか,など考えます。ただ,後者 のカイ2乗検定をするためには,サブグループがない場合の分布がわかっていなくてはなりません(正規分布でよいのか?)。
質問がぼやけてしまいましたが,上記薬剤Bの効果における論法に対し,この統計処理はOKか否か,また,他に取り得る統計学的処理などご教示いただければと存じます。

No.12697 Re: 対象のグループ化の方法  【青木繁伸】 2010/05/23(Sun) 20:31

特定の研究論文のオリジナリティの保護には,十分留意してください。

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