No.12620 Re: 生存期間のばらつき 【surg】 2010/05/14(Fri) 14:46
>非打ち切り例のみを拾い上げて,その数値から分散を求めて,分散の値の大きなほうが,ばらつきが大きいみたいに結論していいものなのでしょうか?
これは絶対にやってはいけません.打ち切り例のある場合は,必ず生存分析を行うべきです.
生 存分析には,パラメトリックな方法とセミパラメトリックな方法(Cox回帰)があります.よく使われているCox回帰では生存期間に特定の分布を仮定しな いため,観察期間を超えて生存期間の分布を推定することができません.したがって,全生存期間のばらつきは推定できないということになります.
生存期間のばらつきを求めるのが目的であれば,生存期間の分布に何らかの分布関数を仮定したパラメトリックな生存分析を行うべきでしょう.
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る