「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043

No.12601　仮説のある研究のデザイン　　【まめたろう】　2010/05/11(Tue) 02:13

関係が明らかになっていない2つの能力について，仮説をたて分析しようと思っています。
その際の研究デザインは，どのように表現したらよいのか教えてください。
「仮説検証型」と表記したら，「検証」は統計用語ではないという指摘を受けました。また，2種類の能力はいずれも間隔尺度ですが，この能力全体の関係性だけでなく，それぞれの能力の関係についても見たいと考えていますが，このような場合に適した分析方法についてアドバイスを頂けたら幸いです。
（例えば，能力Aは1・2・3・4・5のから成り，能力BはⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴから成るとして，能力Aと能力B全体の関係性だけでなく，1とⅠには関連があるかといった内容です）

よろしくお願いします。

No.12602　Re: 仮説のある研究のデザイン　　【青木繁伸】　2010/05/11(Tue) 07:12

研究は統計学によって支配されるものではないです。よって，研究方法などがすべて統計用語で説明されるものでもないです。
二つの変数群の相関関係は，正準相関分析が採用できると思います。個々の能力間の相関は，普通の相関分析（相関係数）でしょう。全体としては，共分散構造分析（SEM）ということになるのではないでしょうか。

No.12603　Re: 仮説のある研究のデザイン　　【まめたろう】　2010/05/11(Tue) 09:17

青木様

アドバイスありがとうございます。
研究手法の本などを見ても，「仮説検証型」という表現で書かれているものも複数あり，なぜ不適切な表現であると指摘を受けたのか分からずにいました。もう一度，ご指摘をいただいた先生に理由を聞いてみます。

正準相関分析と共分散構造分析ではないかというご意見に安心しました。自分なりに勉強し，これらの方法が適しているのではないかと考えていました。具体的な内容をさらに勉強していきたいと思います。

ありがとうございました。