No.12528 因子負荷量について  【maxleiden】 2010/04/26(Mon) 23:03

突然の質問で失礼いたします。

現在,因子分析(最尤法・プロマックス回転)を行ったところ,因子負荷量が1.0を越えてしまう因子が二つ出てきました。
バリマックス回転等を用いると,どうも理想の因子構造になりません。
この掲示板の情報を拝読し,斜交回転の場合,理論的には1.0を越えることが分かりました。
ただ,論文を記述する上でのディフェンスに備えて,引用できるような論文または著書を探しております。
何かご推薦いただける「理論的な記述」,もしくは「1.0を越える理由」が示されている論文等がございましたら,ご紹介いただけないでしょうか?
また,1.0を越えた場合の問題点なども教えていただければ幸いです。
急なお願いで大変恐縮いたしております。

No.12530 Re: 因子負荷量について  【青木繁伸】 2010/04/27(Tue) 11:16

> 斜交回転の場合,理論的には1.0を越えることが分かりました

そのようなことが書いてありましたか?
最 尤法の場合そのような結果(Heywood case)が生じることが多いですが,それはあくまでも「不適解」です。斜交回転の場合にいつも起きるなどということではありません(理論的に1を超える わけでもありません)。そのような場合には,主因子法により解を求め,それを斜交回転するという方法を取る必要があるでしょう(主因子法でも Heywood case になることもある)。

> ディフェンスに備えて,引用できるような論文または著書

なので,そのようなものはないのでは?

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