「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043

No.12527　Bland-Altman methodについて　　【とある大学院生】　2010/04/26(Mon) 21:07

申し訳ございません。教えて頂きたいことがあります。
Bland-Altman法についてです。
現在「観測者A」（以下A）と「観測者B」（以下B）によるスコアリングが一致（または相関）しているかどうかを証明したいのです。

例えば，「ある絵画を見たときにその中で白い部分が何％あるか，評価しましょう。」というようなとき，白がおおよそ何％あるか数値化してもらうとします。
Aは「30％」と答え，Bは「40％」と答えたとします。次に別の絵画で同じことをしてもらいます。このように次々と別の絵で，白い部分が何％あるかAとBに独立して評価してもらい，最終的に観測者間で評価がおおよそ一致しているかどうかを知りたいのです。

相関についてはSpeamanやPeasonなど統計ソフトで可能ですが，もうひとつBland-Altmanでも分析したいと思っています。
いろいろ調べてみるとこの方法での結果についての評価方法やその解釈がよくわからず困っています。比例誤差，固定誤差についてはなんとなく理解できました。

質問
①LOA（mean difference±1.96SD）についてはなんとなくわかるもののよくわかりません。「この範囲の誤差ならゆるされるだろう」というものでしょうか？また，二人の評価が一致していることを証明するのに必要でしょうか？

②「散布図と±1.96SDの線」を図示するだけでも（具体的な数値を示さなくても）二人の評価が一致していることを証明するのに有用でしょうか？

③ 比例誤差についてですが，観測者間の評価値の「平均」と「差」において，相関係数（r）が0.2以下であってもそのp値が＜0.01で有意な時これは比例誤差ありになってしまうのでしょうか？あるいはrが低いので有意だが，きわめて相関は弱いという評価になり結果的に比例誤差はほとんどないという解釈になるのでしょうか？

④そもそも観測者間の評価がほとんど一致しているということを証明するのにBland-Altman法で得られた情報のうち，何までが必要なのでしょうか？

お忙しい中大変恐縮ですが，宜しく御指導頂けたら幸いです。