No.12526 Re: 配置不変と測定不変モデル 【D1院生です。】 2010/04/26(Mon) 20:20
情報が限られているようですので,わかる範囲で,答えさせていただきます。
{以下手順の確認です}
step1. が良好なら,制約を設けず多母集団同時分析(step2.にあたります)し,全体の適合度指標も良好ならば,step3.で各パスに等値制約を設定し,測定不変モデルの検討を実施するのが手順です。
ここで,
>step2. 配置不変モデル(潜在因子から1つの観測変数へのパス係数を1に固定)は適合エラーとなりました
と いうことですが,おそらく因子分析を含むモデルを検討されていると思いますが,そもそも,step1. でこの手続き(潜在因子から1つの観測変数へのパス係数を1に固定)はされましたか?これは,step2.で行なうことではなく,因子分析モデルなら必ず 必要な手続きです。
また,今回のように一番制約が厳しい,step3.だけ適合しているというのは,おそらくstep2.の分析のやり方に,根本的なミスがあると思いますので,エラーの内容をよく検討し,分析がどこで止まり,原因は何であるかを探られることが先決かと思います。
ちなみに,このままでは,手続きが不十分なので,上記の「測定不変モデル」は採用できないと思います。
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