No.12431 割り付け法の名称について  【Hara_da】 2010/04/11(Sun) 17:53

すみませんが,また教えていただきたいことがあり,投稿いたしました。
以下の3点について,ご存知の方がいれば,教えてください。宜しくお願いいたします。

1 実験群への割り付け確率が50%ではない割り付け方法をunequal randomizationというようなのですが,これは日本語では何というのでしょう?

2 適当な大きさの順列組合せ(例えば,A,A,B,B;A,B,A,B…)を考えて,それらの組合せから無作為に取り出して,その並びに従って割り付けを行うというのは,「乱塊法」,「層化無作為割り付け法」,「無作為ブロック法」のいずれが正しい名称なのでしょうか?

3 judgement assignmentというのは,どういう意味なのでしょうか。また,これに該当する日本語はあるのでしょうか?

No.12432 Re: 割り付け法の名称について  【青木繁伸】 2010/04/11(Sun) 20:14

> 2 適当な大きさの順列組合せ(例えば,A,A,B,B;A,B,A,B…)を考えて,それらの組合せから無作為に取り出して,その並びに従って割り付けを行 うというのは,「乱塊法」,「層化無作為割り付け法」,「無作為ブロック法」のいずれが正しい名称なのでしょうか?

普通は,そういう方法による割り付けはしないと思います。

No.12437 Re: 割り付け法の名称について  【TY】 2010/04/12(Mon) 16:46

2. について
Permuted-block rondomizationのことでしょうか。
ブロックランダム化という言い方もあるようですが,'permuted'を生かして「置換ブロック法」と呼ぶこともあるようです。
主に臨床試験で使われる方法です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Randomized_controlled_trial
等を参照してください。

3. について
法律関係の用語のようです。GoogleではAssignment of judgementという用例も多く見つかりましたが,判決に基づく債務の割り当てがどうこうという話のようです。ヒットしたページの中は見ていないので憶測ですが。

No.12439 Re: 割り付け法の名称について  【Hara_da】 2010/04/12(Mon) 17:33

青木先生,TY さん,回答いただき,ありがとうございます。

>普通は,そういう方法による割り付けはしないと思います。

そ れでは別の質問の仕方でお聞きしますが,TYさんも言及されているブロックランダム化あるいはブロック無作為化(ランダム化というのはランダムに実行され た割り付けということかと思いますが)と「乱塊法」,「層化無作為割り付け法」というのは同じ概念を表しているのでしょうか。また,ブロック無作為化 を」,「無作為ブロック法」ということもあるのでしょうか。

> 3. について 法律関係の用語のようです。

Assignment はallocationと同じような意味があるので,この場合は割り付けに関する方かと推察しています。それで,judgementは判決,判定だと思い ますが,コンテキストから考えると医者や研究者の判断かとも思うのですが… それから推測すれば,誰かの判断による(あるいは判断の入った割り付け)かな という気もしています。ただ,そいった恣意的な割り付けに該当する日本語の用語が見つからず,また,左記の憶測にも自信がないもので…

No.12441 Re: 割り付け法の名称について  【TY】 2010/04/12(Mon) 22:51

1. について
Googleで見ると「不均等割付」という用例もあるようですが,むしろ明示的に「2:1 にランダムに割り付けた」のように割合を示せばすむことのように思います。また割付の確率を変動させる方法についてはadaptive biased-coin randomizationについてNo. 12437に示したWikipediaのRandomized cintrolled trialの項に記述があります。日本語としては「偏コイン法」という訳をあてた用例があります。

概念について
元 は違う概念だから違う言葉が存在するのだと思いますが。先に示したWikipediaの項には層化割付の方法としてpermuted-blockを使うと いうような例が書かれていました。これは,「層化割付」と「置換ブロック」が別の概念であることを示していると思います。
以下Wikipediaより引用
>>
Permuted-block randomization or blocked randomization: a "block size" and "allocation ratio" (number of subjects in one group versus the other group) are specified, and subjects are allocated randomly within each block.[21] For example, a block size of 6 and an allocation ratio of 2:1 would lead to random assignment of 4 subjects to one group and 2 to the other. This type of randomization can be combined with "stratified randomization," for example by center in a multicenter trial, to "ensure good balance of participant characteristics in each group."[2]
<<
引用終わり

コンテキストについて
コンテキストを示さずに「コンテキストから」と言われても判断できません。

追記:"judgement assignment"で検索したら,確かに専門家の判断による治療の割り当てという意味での用例がありました。これも臨床試験に関連した用語のようです。
http://books.google.co.jp/books?id=dL8y0Pu1aggC&pg=PA238

No.12451 Re: 割り付け法の名称について  【Hara_da 】 2010/04/14(Wed) 04:23

TYさん,参考になる文献を紹介くださりありがとうございます。また,質問の表現等が悪く申し訳ありませんでした。

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