No.12362 Re: 研究デザインと指標(相対危険度,オッズ比) 【surg】 2010/04/02(Fri) 11:24
>さて,この研究デザインは何と呼んだら良いのでしょうか?
この場合のデザインとして適切かどうかは置いといて,一般的には
・体重増加の有無で分けてオッズ比を計算するのであれば,症例対照研究
・禁煙指導の有無で分けて分析するのであれば,後ろ向きコホート研究
ということになります.
No.12363 Re: 研究デザインと指標(相対危険度,オッズ比) 【のの】 2010/04/02(Fri) 12:44
成程,よく分かりました。
症例のドロップアウトが少なければ,後ろ向きコホートとして相対危険度を見た方が一般的に言う研究のエビデンスレベルが高いということになりますか?
まぁ同じデータをどう扱うかということなのでエビデンスレベルは関係ないのかもしれませんが。
http://www.jmcnet.co.jp/ebms/ebm2.html
No.12364 Re: 研究デザインと指標(相対危険度,オッズ比) 【surg】 2010/04/02(Fri) 13:02
>症例のドロップアウトが少なければ,後ろ向きコホートとして相対危険度を見た方が一般的に言う研究のエビデンスレベルが高いということになりますか?
そう言ってもいいと思いますが,本質的な違いはもっと違うところにあると考えます.
症例対照研究では,禁煙指導のオッズ比程度しか得られないように思います.対して後ろ向きコホートであれば他の視点からの分析,たとえば禁煙指導開始時の体重の絶対値・喫煙量・年齢等の要因が体重減少量に与える影響などの分析も行うことが可能です.
No.12373 Re: 研究デザインと指標(相対危険度,オッズ比) 【のの】 2010/04/02(Fri) 18:49
surg様
何度もありがとうございました。
勉強になりました。
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