No.12132 Re: 交互作用が見られない場合の単純主効果の検定の意味について 【青木繁伸】 2010/02/19(Fri) 17:32
丸付き文字は使わないでくださいと言ってますよね。
> 交互作用が有意であった場合に単純主効果の検定を行うと，あるサイトには書いていましたが，
> 交互作用が見られなかったので，やはり単純主効果の検定で，この有意差のみられたデータは無意味なのでしょうか？
普通，交互作用があったというのは困ったことなんです（そのあと，面倒なことをしないといけないので）。
交互作用がなかったら，主効果が有意であったかどうかだけを述べればおしまい，万々歳なんです。そもそも，要因分析は，主効果の検定が主目的なんですからね！
No.12146 Re: 交互作用が見られない場合の単純主効果の検定の意味について 【ヤマビコ】 2010/02/22(Mon) 15:55
ご回答，ありがとうございました（丸付き文字を使って申し訳ございませんでした）。すみませんが最後にもう1つだけお伺いしたいことがございます。
群 を，実験参加群（6回以上参加），統制群との2群に分けて再度分析を行いました。結果，対人スキルでは主効果のみが有意でした。しかし，離職願望では，交 互作用が有意となりました。次に，SPSSのシンタックスを使って，単純主効果の検定を行いました。お伺いしたいのは，以下のことです。分散分析（反復測 定）の場合，「被験者内要因の各水準における被験者間要因の単純主効果を検定する際，プールされた誤差項を用いてしまう」と，ある文献には書かれていまし た。この文献のとおり，必ず，そのことを考慮して，単純主効果の検定を行わなければならないのでしょうか？
No.12154 Re: 交互作用が見られない場合の単純主効果の検定の意味について 【青木繁伸】 2010/02/22(Mon) 22:37
http://home.hiroshima-u.ac.jp/nittono/ANOVA_JSPP2004.pdf
には，2 要因以上の実験計画で交互作用が有意になったときは，2つの方法で下位検定（下位効果検定 sub-effect tests）を行う．単純効果（simple effects）の検定と交互作用対比（interaction contrasts） の検定である．これらの計算には，大きく分けて2つの方法がある．最初に行った全体の分析の計算結果を利用する方法（プールした誤差項pooled error termを用いる方法）と，下位検定に直接関連したデータだけで新たに分析を行う方法（水準別誤差項separate error termを用いる方法）である．前者は，“できるだけ多くのサンプルから推測した方が精度が高くなる”という統計学の原則に従っている．また，誤差の自由 度が大きいので，後者より検出力が高くなることが多い．そのため，小牧(1995)や森・吉田 (1990)は，こちらの方法を薦めている．しかし，分析対象ではない（もしかすると異質かもしれない）データを一緒にして分析することが合理的かどうか については，統計学者の間でも意見が分かれている．また，ケースごとに分析の手続きが異なり，誤差項や自由度を手計算で調整しなければならないこともあ る．と書いてありますよ。
必要なのに，プログラムパッケージがその方法を提供していないとき，とるべき方法は限られてくる。
その方法をサポートしているプログラムパッケージを使う
自分で計算する（プログラムを書く）
No.12156 Re: 交互作用が見られない場合の単純主効果の検定の意味について 【ヤマビコ】 2010/02/23(Tue) 20:40
何度もありがとうございました。これでスッキリいたしました。何度もご指導頂き，ありがとうございました。今後は自分で何とかやっていけそうです。本当にありがとうございました。
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