No.11811 因子負荷量1.0越えた理由  【Jiji】 2010/01/24(Sun) 19:36

SPSSによる因子分析で,斜交回転を行い,因子を抽出したところ,因子負荷量が1.0を越える項目がありました。斜交回 転の場合は,ありうるらしいのですが,その理由をわかりやすく教えてください。また,それを解説した参考図書等があれば教えてください。研究者によっては 気にする人,Thompson, Bruceなどがいるそうですが,この人たちの主張はどういうことなのでしょうか?参考文献もあればご紹介ください。

No.11812 Re: 因子負荷量1.0越えた理由  【青木繁伸】 2010/01/24(Sun) 20:37

まあ,要するに,不適切な解ということです。
モデルがあるとして,そのモデルを検証するためには,データ数が不足しているために数学的には不適切な状況に陥ったということでしょう。
本質的な対応はデータを増やすと言うことでしょうけど,取りあえずの対応は因子数を変えるとの対応が必要ということかもしれません。しかし,それは取りあえずの対応に過ぎないのかもしれませんけど

No.11814 Re: 因子負荷量1.0越えた理由  【Jiji】 2010/01/24(Sun) 20:57

このサイトの過去ログを検索してみますと,あまり気にしない研究者もいるということですが,気にしなくても問題が ないのでしょうか?,私の場合にはモデルの検証ということになりますので,なんとか解釈をしたいのですが。かといってサンプル数をいまから増やすこともで きません。アドバイスがあればお願いいたします。

No.11815 Re: 因子負荷量1.0越えた理由  【青木繁伸】 2010/01/24(Sun) 21:01

気にしないわけにはいかないと思いますけどねえ

> サンプル数をいまから増やすこともできません

要するに,モデルにあわないなあということですから,取りうる対応は限られていますね。
そういうモデルをあきらめる まあ,因子数を変えるとか
データを増やす?データを採る母種団を変える(それはちょっとあまりにもひどい対処)
または,あなたがどのような仮定で解析したのかはわからないけど,主因子解を求めてから任意の回転(たとえばプロマックス回転)するとか。

まあ,世の中そんなもんです。思うようにはいきません(思うようなモデルで解釈できるものでもありません)

No.11816 Re: 因子負荷量1.0越えた理由  【Jiji】 2010/01/24(Sun) 21:10

世の中厳しいですね。少し考えてみます。貴重なお時間ありがとうございました。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る