No.11340 Re: 多重比較を2重にする場合の有意水準の補正方法 【知ったかぶり】 2009/11/28(Sat) 10:19
よくわからないのですが,形質ごとにグループ間の多重比較を行うだけで良いのでは?
> 2)2形質を用いていることに関する有意水準の補正
これがなぜ必要なのでしょうか.
No.11342 Re: 多重比較を2重にする場合の有意水準の補正方法 【kai】 2009/11/28(Sat) 10:33
コメントを頂きありがとうございます。
ここでは,例として形質数が2の場合を提示しましたが,「処理は形質値に影響を与えない」という帰無仮説を,複数の形質を用いて検定すると,形質数が多くなるほど,確率的に処理の有意性を検出してしまう,Type I errorの確率が大きくなるためです。
異 なる形質について,多重比較を伴わない検定を繰り返す場合には,ボンフェローニ法や,シークエンシャルボンフェローニ法など,有意水準を厳しくする方法で 対処するのが一般的と思います。しかし,多重比較を伴う検定を複数回行う場合については,調べてみても妥当な対処の仕方が分かりませんでしたので,質問さ せていただきました。
よろしくお願いします。
No.11343 Re: 多重比較を2重にする場合の有意水準の補正方法 【青木繁伸】 2009/11/28(Sat) 10:54
つまり,研究全体の有意水準を保証したいということですね。
形質が独立かどうかにもよると思いますが,形質の個数をk,目的とする有意水準をαとしたとき,各形質の多重比較をα/kで行えばよいでしょう。
No.11345 Re: 多重比較を2重にする場合の有意水準の補正方法 【kai】 2009/11/28(Sat) 16:37
青木先生
ご回答ありがとうございます。確かに,各形質が独立でないと,単純に有意水準の調整は出来そうに無い気がします。
階層的な多重比較については,各形質のをα/kで調整して行いたいと思います。どうもありがとうございました。
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 043 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る