No.11114 Re: 性を共変量に分析 【波音】 2009/10/20(Tue) 20:48
系統誤差が生じているかどうかは判断し難いと思いますが,「性別」という要因が応答変数(「規範意識得点」)の変動を上手く説明するような変数であると疑われるならば,それを含めて解析するべきだといえます。
要するに:
規範意識得点 = 群 + 性別
という2要因の分散分析を行うことになるのでしょう。だから,SPSSでも2要因の分散分析を行う手順(マニュアル)に従えばよいかと。
No.11116 Re: 性を共変量に分析 【朋】 2009/10/21(Wed) 15:04
波音さん
ご回答ありがとうございます。
2要因の分散分析というのは
共分散分析を行えばいいのでしょうか?
もう少し統計について勉強しないといけないな…と痛感しております。
spssの本を片手にチャレンジしてみます。
波音さんありがとうございました。
またの機会がありましたら,よろしくお願いします。
No.11118 Re: 性を共変量に分析 【波音】 2009/10/21(Wed) 22:42
> 2要因の分散分析というのは共分散分析を行えばいいのでしょうか?
モデル式で考えると分かりやすいのですが,分散分析は説明変数がいずれもカテゴリカル型である場合,共分散分析はカテゴリカル型と連続型が混在している場合のことをいいます。
先の例だと,モデル式は
規範意識得点 = 群 + 性別
となっていますが,「群」はルールを守っている郡と自転車に乗らない群という2つの水準をもったカテゴリカル型の変数ですね。「性別」も男性と女性といった2水準のカテゴリカル型です。
2つともカテゴリカル型だから分散分析モデルです。
一方で,共分散分析というのは,例えば:
身長 = 体重 + 性別
というように,体重という連続型の変数と,性別(男性と女性の2水準)というカテゴリカル型変数が混在しているようなモデルです。
ちなみにですが,説明変数が全て連続型である場合は回帰分析モデル(重回帰分析モデル)ということになりますね。
まとめ:
分散分析モデル・・・説明変数はカテゴリカル型のみ
回帰分析モデル・・・説明変数は連続型のみ
共分散分析モデル・・・説明変数は連続型とカテゴリカル型が混在
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