set.seed(123)まず,誤差が正規分布に従うとした場合の予測区間は,
x <- seq(1, 100)
y <- 2 * x + rpois(100, 20)
plot(x, y)
rr <- glm(y ~ x) # 回帰で表されると思います。
v <- (x - mean(x)) ^ 2
ssx <- sum(v)
s <- sqrt((1 / (100 - 2)) * sum((rr$residuals - mean(rr$residuals)) ^ 2))
s * sqrt((1 / length(y)) + (v / ssx)) # 標準誤差
predict(rr, se.fit=TRUE)$se.fit # 確認
lines(x, predict(rr), col = 2) # 予測値
lines(x, predict(rr) + 1.96 * predict(rr, se.fit = TRUE)$se.fit, col=3) # 予測区間上限
lines(x, predict(rr) - 1.96 * predict(rr, se.fit = TRUE)$se.fit, col=3) # 予測区間下限
rr2 <- glm(y ~ x, family = poisson(link = "log")) # 回帰しかし,どうも合っているのか確証が持てません。もし,どなたか,ポアソン分布の場合の予測区間の算出法を知っていましたら,ご教授願えませんでしょうか。関連事項が記載された書物,Rパッケージの名前だけでも構いません。
x11()
plot(x, y)
lines(x, exp(predict(rr2)), col = 4) # 予測値
lines(x, exp(predict(rr2) + (predict(rr2) * predict(rr2, se.fit=TRUE)$se.fit)), col = 3) # 予測区間上限
lines(x, exp(predict(rr2) - (predict(rr2) * predict(rr2, se.fit=TRUE)$se.fit)), col = 3) # 予測区間下限
No.11048 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【後医は名医】 2009/10/10(Sat) 01:36
石村貞夫著「統計解析のはなし」(東京図書)p179にポアソン分布の母平均λの区間推定の計算式が記載されています。
No.11049 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【知ったかぶり】 2009/10/13(Tue) 10:12
予測区間と信頼区間は別物です.どちらを算出したいのでしょうか(信頼区間のようですが).
質問内容とは直接関係ありませんが,例示されている乱数はちょっと不適当.「誤差がポアソン分布に従う」ということについて誤解があるのでは.
yがポアソン分布に従い,xとyの間にy=2xという関係があるのであれば,
y<-rpois(100,2*x)
とし,link関数にはidentityを指定するべきでしょう.link="log"とするのであれば,例えば,
y<-rpois(100,exp(0.05*x))
No.11062 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【Sai】 2009/10/14(Wed) 13:07
>後医は名医さん
ありがとうございます。早速調べてみます。
>知ったかぶりさん
やや,本当ですね。これは今まで大きな勘違いをしていたかもしれません。
これは,正規分布のときも一緒ですね。ただ,正規分布はどこでも分散が等しいので,上記のように
x <- seq(1, 100)
y <- 2*x+rnorm(100)
plot(x, y)
とやっても,問題なさそうですね。ポアソン分布だと場所によって分散が大きく違うようです。
y2 <- rpois(100, 2*x)
plot(x, y2)
そして確かに,これは予測区間ではなく信頼区間という名前で使われていますね。
ただ,自分の中では予測区間の定義が,データから推定した平均値が95%の信頼度で含まれる範囲と認識していましたので,定義が逆になっていただけのようです。
そして,改めていいますと,私が知りたいのは信頼区間のことです。
自分でも後医は名医さんの本を探していますが,近くにないようですので,取り寄せを考えています。もし,簡単な記述なのであれば,ご紹介していただけると幸いに思います。
No.11063 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【青木繁伸】 2009/10/14(Wed) 13:24
ポアソン分布のパラメータλの信頼区間> poisson.conf <- function(x, alpha=0.05)
+ {
+ N <- length(x)
+ df <- 2*sum(x)+2
+ cat(sprintf("%f ≦ λ ≦ %f\n", qchisq(alpha/2, df)/2/N, qchisq(1-alpha/2, df)/2/N))
+ }
> poisson.conf(c(2,1,2,3,4,3))
1.524230 ≦ λ ≦ 4.123370
> set.seed(1)
> poisson.conf(rpois(50, lambda=5))
4.643444 ≦ λ ≦ 5.914431
No.11066 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【知ったかぶり】 2009/10/14(Wed) 17:58
線形予測子は最尤推定量なので,漸近正規であるとして,
rr2.pred<-predict(rr2, se.fit=TRUE)
lines(x, exp(rr2.pred$fit + 1.96 * rr2.pred$se.fit), col = 3) # 信頼区間上限
lines(x, exp(rr2.pred$fit - 1.96 * rr2.pred$se.fit), col = 3) # 信頼区間下限
で良いのではないかと思いますが.どなたかフォローを.
No.11094 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【Sai】 2009/10/18(Sun) 22:00
>青木先生
むむ,カイ二乗分布ですか…。やはりこれは本を見ないとなぜこうなるのかわからないですね。しかし,これは知ったかぶりさんの出した信頼区間とは違う価になる…のでしょうか??ちょっと自分で計算できませんでした。すいません,理解不足のようです。
>知ったかぶりさん
なるほど,パラメータは最尤推定しており,それは漸近正規を仮定しているので,ポアソン分布ではなく,正規分布でよいということですか…。確かに以下のpptでも同じことを言っています。
http://bm.hus.osaka-u.ac.jp/~torii/poisson.ppt
な るほど…しかし,モデル当てはめの際には,データの誤差にポアソン分布を仮定しているのに,予測のときにはデータの誤差に正規分布を仮定しているみたいで 若干気持ち悪いですね。このことを証明している本,URL(きちんとした著者名のあるもの)などあればご紹介していただけないでしょうか。
No.11095 Re: 誤差がポアソン分布に従うときの予測区間の算出法 【青木繁伸】 2009/10/19(Mon) 08:35
> これは本を見ないとなぜこうなるのかわからないですね
その本には,式しか書かれていません。
また,「ポアソン分布のパラメータλの信頼区間」を求めるものですよ。λは,平均値です。
ようするに,あなたが必要としているものとは違います。
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