No.10761 Re: 三要因分散分析の見方 【波音】 2009/08/31(Mon) 17:49
> 3つの要因が独立している場合は,2次の交互作用が有意かどうかから見ていく
分散分析は「最も複雑な項から見ていく」ということを原則として行えば良いのです。つまり,3要因の分散分析モデルならば,3次の交互作用項が有意であるかどうかを真っ先に確認するべきということです。
> A×B×C(対応あり)が有意でしたので,・・・
高次の交互作用項(3次の交互作用項)が有意であるということは,低次の交互作用項(2次の交互作用項)の結果をも含むということになるわけですから,3次の交互作用について考察すればよいのです。
> 分散分析の様々な分析と解釈の例が示された本はありますか?
交互作用の考え方についても含めて:
野間口(訳)「一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学」共立出版(2007)
を参照されるとよいでしょう。
対応ありのデータ(経時測定データ,繰返測定データ)の解析法については:
藤越ほか「経時データ分析」オーム社
藤越「経時データ解析の数理」朝倉書店
など(後者は数式中心になりますが)。
余 談ですが,カテゴリカル型の変数が3つの場合の交互作用を解釈する場合,扱っている問題によっては解釈することが難しいことも多い。そのうえ,「対応あ り」のデータを持ち込むと解釈はかなり困難。ということからも,あまり複雑な(自分が解析したモデルを解釈できないような)実験計画は最初から立てない方 が無難です。
No.10771 Re: 三要因分散分析の見方 【ぽち】 2009/09/01(Tue) 15:47
波音さん
お返事頂きましてありがとうございます。お返事はあきらめていましたので,すごくうれしいです。
図書情報について,すべて持っていませんので,すぐに注文をして勉強をしたいと思います。
ありがとうございます。
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