No.10396 トレーニング効果について  【好夫】 2009/07/16(Thu) 23:22

いつもスミマセン。
統制群と実験群に分けて実験群にトレーニングをして,
事前テストと事後テストでそのトレーニング効果を見たいのですが,
さらに詳しく調べたく,事前に行った2つの別の能力のテストABの結果
でこれを4群(Aの上下×Bの上下)に分けてどの群が一番トレーニング効果があったかを調べようと思うのですがどんな検定が考えられますでしょうか?

No.10400 Re: トレーニング効果について  【ノンパラ】 2009/07/17(Fri) 13:29

単純に考えたら,3要因(テスト,群,時間)の分散分析になるような気がします。
テスト要因→AとBの比較(対応あり)
群要因→実験群と統制群の比較(対応なし)
時間要因→事前と事後の比較(対応あり)

ただ,3要因になると分析が複雑になるので,「AのテストとBのテストを比較したい!」という意志が弱いのであれば,テストA,テストBごとに2要因(群,時間)の分散分析をすれば良いのではないでしょうか。

テストAについて

       (時間)
(群)   事前  事後
実験群  A1  A2
統制群  A3  A4

テストBについて

       (時間)
(群)   事前  事後
実験群   B1  B2
統制群   B3  B4

あくまで参考程度に,お願いします。

No.10401 Re: トレーニング効果について  【波音】 2009/07/17(Fri) 22:56

(事後テスト得点)−(事前テスト得点)といったように事前事後データは差をとって解析すればよいでしょう。つまり応答変数には事前事後のテスト得点の差を用いるということです。

実験計画は,例えば40人の被験者を用意して,20人にAテストを,あと20人にBテストを実施し,それぞれのなかで上下群に別ければよいかと思えます(ただし,理想的に10人ずつに別れるかは不明ですが)。

Aテスト ・・・ 20人(上群10人,下群10人)
Bテスト ・・・ 20人(上群10人,下群10人)

この中からさらに実験群と統制群とに均等に割り付けられれば理想的でしょう。

統制群 A上5人,A下5人,B上5人,B下5人
実験群 A上5人,A下5人,B上5人,B下5人

このようにできれば,群(統制,実験),テスト種類(A,B),テスト成績(上,下)という3要因の分散分析モデルとして解析することができます(要因が多く,かつ対応ありのデータが混在していると解釈が容易でないので,個人的にはできるだけ避けたいです)。

トレーニング効果(事前事後の差) = 群 + テスト種類 + テスト成績

No.10409 Re: トレーニング効果について  【好夫】 2009/07/19(Sun) 07:57

ご回答ありがとうございます。

40人にテストAとB両方を実施済みです。

統制群と実験群を1,2データ
Aテストの成績上下で1,2データ
Bテストの成績上下で1,2データ
以上の3つを独立変数にして

事後テストスコアー事前テストスコアの値を素点のまま,従属変数として

分散分析をすれば良いということでしょうか?

No.10410 Re: トレーニング効果について  【好夫】 2009/07/19(Sun) 07:58

すみません。40人のうち20人が統制群・20人が実験群です。

No.10411 Re: トレーニング効果について  【波音】 2009/07/19(Sun) 17:21

> 以上の3つを独立変数にして事後テストスコアー事前テストスコアの値を素点のまま,従属変数として分散分析をすれば良いということでしょうか?

それで問題ないと思われます。

No.10415 Re: トレーニング効果について  【好夫】 2009/07/20(Mon) 12:05

ありがとうございます。
今後ともご指導よろしくお願いします。

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