No.10358 Mcnemar test  【Q-taro】 2009/07/13(Mon) 17:16

行動心理学です。
1個体を対象として,1日課題を行ない,1000試行数のデーターを得ました。
課題条件A,Bに対するこの個体の正解率の差を検定します。
このような場合,Mcnemar testを用いるのは可能でしょうか?
ちなみに条件A,Bは,A->B->その他ー>A->B->その他と常にこの順番で繰り返し発生します。

参考書,論文を調べても複数subjectの例がほとんどで,このような1個体の例は見当たりません。
どなたかご存知の方,宜しくお願いします。

No.10359 Re: Mcnemar test  【青木繁伸】 2009/07/13(Mon) 17:34

もし,A,B に差があるという結果が出ても,「それは,その一個体について言えることに過ぎないだろう」という批判が出るのではないでしょうかね。
一 日に1000回も試行をくり返す(A,B,その他なら,全部で3000試行)というのは,疲労や学習効果やその他諸々のノイズが入りそうですよね。そもそ も1000試行も何故必要なのか。データを集める前に,先行研究などを参考に実験計画を立てるべきではないでしょうか。

No.10362 Re: Mcnemar test  【波音】 2009/07/13(Mon) 22:31

> 参考書,論文を調べても複数subjectの例がほとんどで,このような1個体の例は見当たりません。

心理学の分野で単一事例法を容認しているのは行動分析学だけでしょう。青木先生があげられているような「それは,その一個体について言えることに過ぎないだろう」という批判があったために行動分析学研究という学会誌ができたくらいですからね(^_^;)

日本語で書かれたものでは:

高木・佐久間「一事例の実験デザイン-ケーススタディの基本と応用-」二瓶社(2005)

が詳しいかと思います。

No.10364 Re: Mcnemar test  【青木繁伸】 2009/07/13(Mon) 22:44

> という批判があったために行動分析学研究という学会誌ができたくらいですからね

そうなんですか。知りませんでした。

No.10365 Re: Mcnemar test  【Q-taro】 2009/07/14(Tue) 01:18

早速,お返事いただきありがとうございます。

>>「それは,その一個体について言えることに過ぎないだろう」
なるほど,やはりこの結果を持って言えることには制限がつくのですね。
すごく納得がいきました。有り難うございます。

ちなみに動物実験ですので,1000試行ものデータを得ることが可能なのです。
彼らがやめるまで,データーを記録しています。

一事例についての本まで出ているのですね。早速,勉強したいと思います。
ご親切に有り難うございます。

ちなみに,もう一つ教えていただきたいのですが,
今回のようなケースの場合,論文を見ると大抵,数日間の正解率を集め,パラメトリックなt-testを行なっています。
mcnemar testのようなノンパラメトリック検定を行なってるものはほとんど見ないのですが,
何か大きな違いがあるのでしょうか?

1個体である以上,t-testを行なっても,1個体について言えることにすぎないという点は同じですよね?
宜しくお願いします。

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