No.09805 体重比の差を検定する方法について  【ちあき】 2009/05/03(Sun) 09:21

右足と左足にかかる体重の差を検定したいのですが,尺度がパーセンテージなのですがt検定が使えるのでしょうか。
Aさんは右足に60%,左足に40%,Bさんは右足に35%,左足に65%,Cさん…というようなデータです。
それとも,Aさんは体重60kgだから右足36kg,左足24kg,Bさんは体重50kgだから,右足17.5kg,左足32.5kg,Cさん…のような実測値を用いて検定を行うべきでしょうか。

ご意見いただければ幸いです。よろしくお願いします。

No.09807 Re: 体重比の差を検定する方法について  【波音】 2009/05/03(Sun) 18:15

単純に考えれば,右足に掛かる力(kg)と左足に掛かる力を「2群の平均値の差の検定」で検定すれば良いのではないかと考えてしまいますが,,,

しかし,同一個体から複数回にわたって観測された,いわゆる「対応あり」のデータのようにも思えるのですが,どうなのでしょう?少なくとも右足の体重と左足の体重といったデータがそれぞれ独立であるとは考えられないのではないかと思います。

右 の握力と左の握力を比較するのと同様の問題ですから,独立2標本ではなく独立1標本の条件間による平均値の差の検定(対応のあるt検定)を用いるか,ある いは1人の被験者から右か左かどちらか一方だけのデータを取って独立2標本として扱うべきだと私は考えます(しかし,これだとちあきさんの意図する問題と は異なる問題について考えているようにも,,,)。

私も大先生方の意見をお伺いしたいです。

No.09808 Re: 体重比の差を検定する方法について  【青木繁伸】 2009/05/03(Sun) 21:10

波音さん
> あるいは1人の被験者から右か左かどちらか一方だけのデータを取って独立2標本として扱う
というのは,データの持つ情報を無駄にしているので避ける方がよいでしょう。事前に実験計画としてそのようなデータ採取法を取ることも可能とは思いますけど,
割合を使うか実測値を使うかということはあるでしょうが,いずれにせよ,対応のあるデータとすることには異論はないと思います。割合を使うか,実測値を使うかは,難しいところですね。統計学が答えを出せる領域を超えているような感じですね。

No.09811 Re: 体重比の差を検定する方法について  【ちあき】 2009/05/04(Mon) 09:26

お答え頂いた皆様,ありがとうございます。
実測値,比率のどちらでもt検定(対応あり)で検定しましたところ,どちらも有意差がでましたが,やはり微妙に結果が違いますね。しかし結果を考察するのには何ら差はないようです。単純に実測値を採用しようと思います。
あまり統計に詳しくないもので,一人で数字と向かっていると合っているかどうか心配になります。
皆様,ご親切な対応ありがとうございました。

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