No.09755 心理尺度によって得られたデータの高得点群と低得点群の比較基準について  【MAGI】 2009/04/24(Fri) 11:54

いつも参考にさせていただいています。ご相談です。医療職の燃え尽きに関する調査を行いましたが,回収できたのは,40例 弱です。他の調査結果(n=700位)の論文で,燃え尽きの尺度得点を得点順(降順)に並べ変え,上位15%を高得点群,下位15%を低得点群として,こ の二群間の比較分析を行っているものがありました。高低両群(15%ずつ)合わせて全体の30%というのは,理由のある割合なのでしょうか?当方の調査は 40例弱しかありませんが,上15%の6例を高得点群,下15%の6例を低得点群として比較分析することは意味があるでしょうか?サンプル数を四分割(四 分位偏差?)して,上下25%を二群に別けて分析している報告があったと思いますが,どちらが適切でしょうか?あるいは,平均値やSDなどから,導きだす べきものなのでしょうか?

No.09756 Re: 心理尺度によって得られたデータの高得点群と低得点群の比較基準について  【青木繁伸】 2009/04/24(Fri) 19:27

連続的に変化するものについて,上位部分と下位部分を抽出して二群(場合によってはその真ん中も取ったりして)の 比較を行うということはしばしば行われることでありますが,上位(下位)の幾ばくを取り出すかの慣例は無いと思いますね。二峰性(多峰性)が確認されれれ ばその谷底で分けるということもできるでしょうが。幾ばくかの恣意性は排除できないでしょう。
この質問例のようにわずか40例のような場合だと,しっかりとした区分分け基準があったとしても(等分に20例ずつに分けられたとしても),何かを言うのには不十分でしょう。まずは,例数を稼ぐことでしょう。

> 高低両群(15%づつ)合わせて全体の30%というのは,理由のある割合なのでしょうか

全 体の何パーセントというよりも,それが何例になるかの方が重要では?700例の15%は,105例ですよね。例数の確保が重要なんじゃないですか?40例 の15%で6例を取りましたというのは説得力がないでしょう。40例の30%で12例を取りましたでもちょっとねえという感じ。40例の50%で20例を 取りましたということになってしまうと,半々に分けただけですね?ということになりそうです。

No.09812 Re: 心理尺度によって得られたデータの高得点群と低得点群の比較基準について  【MAGI】 2009/05/04(Mon) 14:24

ご教示ありがとうございます.現状で回答が50例を超えました.が,上下15%で各数十例〜100例超えという回収はとても無理なので,このような分類は避けたいと思います.お礼が遅れ失礼しました.今後も参考にさせていただきます.感謝いたします.

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