No.09663 交絡因子の補正について  【ねじきん】 2009/04/13(Mon) 11:11

いつもお世話になります。

Cox回帰分析でA(従属変数)とB(独立変数)の関連を見ています。
その際,Cが交絡因子として考えられるので補正しました。

Cを補正するとBの相対危険度が減少する(補正なしの時はBの相対危険が2.0だったのが1.2になった)場合は,BによるAへの影響はCの交絡により見かけ上大きく見えていたけど(2.0),その部分を補正すると,その影響は減少した(1.2まで)と考えてよいですか?

また,Cを補正した場合にBの相対危険度が増加する場合(補正なしの時1.2だったのが補正すると2.0になる)は,どのようなことが考えられますか?
相対危険度が上がった時の解釈をどのようにしたらよいか考えています。
ご教示いただければと思います。
よろしくお願いします。

No.09664 Re: 交絡因子の補正について  【sb】 2009/04/13(Mon) 13:20

曝露を喫煙,疾病を肺癌,交絡因子が年齢の場合を考えると。

(1)喫煙者の平均年齢 > 非喫煙者の平均年齢の場合
c:見掛けのリスク(a:喫煙によるリスク+b:年齢差によるリスク)
c
------------------->
-------------->---->
a b
年齢調整後のリスクaは,調整前の見掛けのリスクcより小さくなる。

(2)喫煙者の平均年齢 < 非喫煙者の平均年齢の場合
c:見掛けのリスク(a:喫煙によるリスク - b:年齢差によるリスク)
c b
---------><----
-------------->
a
年齢調整後のリスクaは,調整前の見掛けのリスクcより大きくなる。

(3)喫煙者の平均年齢=非喫煙者の平均年齢の場合
b=0なので,調整前後のリスクは同じ

No.09665 Re: 交絡因子の補正について  【ねじきん】 2009/04/13(Mon) 15:38

sb様

丁寧に教えていただきありがとうございます。
ご教示いただいた内容を読んで,もう一度交絡の起こる条件について改めて思い出しました。

条件は
―沼以竸堯覆海両豺臟抓癲砲噺鰺蹐靴討い襪世蹐κ竸堯覆海両豺臟齢)の間に関連があること
交絡しているだろう変数と暴露(この場合喫煙)の間に不均衡があること
でした。

,正の関連である場合,△良垓儿佞両況により見かけ上のリスクが上がったり下がったりするということで理解しました。
,隆慙△正で,△良垓儿嫋況が喫煙者で高年齢者が偏っていると,見かけのリスクが上昇し,
,隆慙△正で,△良垓儿嫋態が喫煙者で若年者が偏っていると,見かけのリスクが低下するということですね。

理解に誤りがあればアドバイス頂ければと思います。

No.09667 Re: 交絡因子の補正について  【sb】 2009/04/13(Mon) 17:43

全く問題ないと思います。
交絡因子と疾病とが,正(あるいは負)の関連があるのか否かは臨床的常識から判 断します。そして,交絡因子と曝露の不均衡がどちらに傾いているのかが判れば(集計あるいは単変量解析で判る),その交絡因子で調整後,リスク比が大きく なるのか,小さくなるのかは,予想ができます。

No.09670 Re: 交絡因子の補正について  【ねじきん】 2009/04/14(Tue) 10:57

sb様

ありがとうございました。
モヤモヤしていたものがすっきりしました。

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