No.09646 繰返し性の検証のために  【kz】 2009/04/09(Thu) 09:49

お世話になります.
今,ノギスAとマイクロメータBで,それぞれの繰返し性の差を検証するためにデータ取りを行うところです.

1.同一のサンプルを用意して,同一箇所を繰返し10回測定し,AとBのデータを入手します
2.AとBのデータについて最大・最小・範囲を求めます
3.この範囲の絶対値比較(引き算)を行い,Bの方が繰返し性が良い と主張したい

ここで質問ですが,統計学に関するページを参照する中で,それぞれのデータの絶対値比較の判定でよいのか疑問がわいてきました.絶対値比較の結果が妥当なものでしょうか?
もしくは今回の実験にマッチする検定手法があるものでしょうか?

恐れ入りますが,ご教授頂けないでしょうか?

No.09653 Re: 繰返し性の検証のために  【韮澤】 2009/04/10(Fri) 18:38

測定誤差は,大きくは,以下のふたつに分かれます。

1.ランダム誤差 : 真の値に対して,正規分布する様な形で現れる。
2.系統誤差 : 真の値に対して,+○%と言う様に系統的にずれる誤差。

言われている事からすると,ランダム誤差の方を考えていて,その違いを比較したいのでしょうから,測定誤差が正規分布するとの仮定をおいて,分散の大きさの違いを検定するのが目的に沿っている様に思います。

ただし「ランダム誤差の分布の違い」が,本当に目的に合っているのかは,質問文だけでは断定できません。系統誤差への配慮の必要性についても再考した上で,実験計画も再考するのが良い様に思います。

No.09676 Re: 繰返し性の検証のために  【kz】 2009/04/14(Tue) 17:50

早速のアドバイスどうもありがとうございました.
参考にさせていただきます.

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 042 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る