No.09556 フィッシャーの正確確率検定について  【山本】 2009/03/13(Fri) 17:20

検定結果がふに落ちないのでご教示お願いします.
ある生物87個体ずつ条件を3段階に変え,同時に3試験区で飼育しました.
試験終了時の生残数とへい死数は,次のとおりです.
試験区:生,死
A:85,2
B:85,2
C:78,9
各試験区で生残率に差があるかを,フィッシャーの正確確率検定で行いました.
table1 <- matrix(c(85,2,85,2,78,9),ncol=2,byrow=TRUE)
fisher.test(table1)
では,p-value = 0.03207となり,t<0.05で有意差有りとなりますが,
BとCの2試験区でフィッシャーの正確確率検定を行うと
table1 <- matrix(c(85,2,78,9),ncol=2,byrow=TRUE)
fisher.test(table1)
p-value = 0.05715となり,t>0.05で有意差無しの結果となります.
この場合C区は,A区,B区と比べ有意に生残率が悪いと言えるのでしょうか.
どう判断したら良いのか非常に困っています.ご教示よろしくお願いします.

No.09558 Re: フィッシャーの正確確率検定について  【青木繁伸】 2009/03/13(Fri) 23:14

> この場合C区は,A区,B区と比べ有意に生残率が悪いと言えるのでしょうか.どう判断したら良いのか非常に困っています.ご教示よろしくお願いします.

:

> BとCの2試験区でフィッシャーの正確確率検定を行うと
table1 <- matrix(c(85,2,78,9),ncol=2,byrow=TRUE)
fisher.test(table1)
p-value = 0.05715となり,t>0.05で有意差無しの結果となります

それだけのことがいえるだけでしょう。
三段論法的なことはいえないと思いますよ。

どうしても言いたいなら,B:C だけではなく,A:B, A:C についても多重比較して総合的な結論を述べればいいのではないですか?

No.09561 Re: フィッシャーの正確確率検定について  【山本】 2009/03/14(Sat) 08:51

早速のご教示ありがとうございます。
3群でprop.test()を行い,有意差が出た場合pairwise.prop.test()で対比較を行うの感覚で3群でfisher.test()を行い,有意差が出れば,対比較を行うと考えていました。

今回は,3群でのfisher.test()の計算結果はp-value = 0.03207となり,t<0.05で有意差有りとなりましたが,対比較では有意差無しとなりました。

3 群でのfisher.test()の計算結果はp-value = 0.03207となり,t<0.05で有意差有りとなりましたが,この計算結果の意味が良く分かりません。3群で有意差有りとなれば,対比較でも, どれかの対で有意差有りになるのではないかと思いました。

この点につきまして,再びご教示よろしくお願いします。

No.09562 Re: フィッシャーの正確確率検定について  【青木繁伸】 2009/03/14(Sat) 08:57

> 3群で有意差有りとなれば,対比較でも,どれかの対で有意差有りになるのではないかと思いました。

全体で有意な差があるのに,対比較では有意な差がないという結果になることもあります。

No.09563 Re: フィッシャーの正確確率検定について  【山本】 2009/03/14(Sat) 09:54

分かりました。お忙しい中,大変ありがとうございました。

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