No.09379 1項目評定尺度に対する2要因の分散分析の適用について  【アルビィ】 2009/02/27(Fri) 16:52

お世話になります。

アルビィです。実は,今投稿論文の修正をしているところなのですが,1項目の評定尺度の分析の仕方についてどうしてもわからず,書き込みをさせていただいております。お手数とは思いますが,ご指導いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

【分析の内容】
研究の中で,自己開示に対する認知の比較を行っています。

自己開示は全体で2回行われます。
初回は210名の参加者に同一の自己開示内容を提示しました。
続いて,2回目の自己開示では,内容を3条件に操作し,ポジティブな開示(74名),ニュートラルな開示(74名),ネガティブな開示(62名)を提示しました。
※1回目と2回目のデータはマッチングをして,対応のあるものになっています。

ここで,1回目と2回目の自己開示では,どのように認知が異なるか(開示要因),また,ポジティブ,ニュートラル,ネガティブの開示内容の間でどのように認知が異なるか(条件要因)を調べるため,以下のような手法をとりました。
※認知項目は1項目評定尺度であるため,順序尺度として検定を行っています。
※認知項目の例としては,「この話はプライベートな内容であった」といった質問に対して7件法で回答をしてもらっています。

開示要因の検討
条件ごとに,1回目と2回目の比較をウィルコクソンの符号付順位和検定で分析
例,ポジティブ条件が1回目と2回目でどのように認知がことなるか。

条件要因の検討
1回目と2回目を別々にして,条件間の比較をクラスカルウォリスの検定で分析
例,2回目の開示では,ポジティブ条件,ニュートラル条件,ネガティブ条件でどのように認知が異なるか。

し かし,現在のところ,この分析について,順位の比較では適切な分析とは言えないという指摘を受けています。そこで,いろいろ調べてみたのですが,1項目の 評定尺度であっても量的な分析が可能なのかどうかがいまいちわからず,以下のような質問をさせていただければと思っております。

【質問】
・1項目評定尺度(7件法)で2×3の分散分析の適用をする場合,ウェルチの方法をとれば,適用が可能かどうか。
・また,例えば,順序尺度として,2×3の2要因で,順位の比較をするような検定手法をとる方法はあるのかどうか?

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