No.09028 Re: 決定係数の値と有意性の検定結果の解釈について 【青木繁伸】 2009/01/26(Mon) 00:00
> 回帰曲線の有意性の検定結果は有意となるのに,決定係数の値が0.1よりも小さい値になっていること,そして,それぞれの説明変数の係数を見てみると有意になっている変数がある
幾つかの変数の回帰係数が有意であるのはそれはそうなんでしょう。
しかし,決定係数が0.1よりもちいさいというのは,ちょっと。
決定係数が0.1ということは,要するに,使った説明変数では被説明変数を10%しか説明できないと言うことですよね。第三者的にその数値はどのように評価されるでしょうか。
> または,決定係数の値は低いため全体で考えるというのはやめて,各場面における援助意欲の性差を比較をマンホイットニーのU検定等で比較するというように,個人要因別で分析するべきか。
方針を変換しても,結果は変わらないと思いますけど。
No.09033 Re: 決定係数の値と有意性の検定結果の解釈について 【アルビィ】 2009/01/26(Mon) 12:11
> 幾つかの変数の回帰係数が有意であるのはそれはそうなんでしょう。しかし,決定係数が0.1よりもちいさいというのは,ちょっと。決定係数が0.1という ことは,要するに,使った説明変数では被説明変数を10%しか説明できないと言うことですよね。第三者的にその数値はどのように評価されるでしょうか。
そうなんです。全体での説明力が極めて少ない状態だと指摘されるのは当然のことだと思っております。挿入できる個人変数もこれ以上なさそうなので,これも質問紙設計上の問題だと思い,深く反省をしているところです。
> 方針を変換しても,結果は変わらないと思いますけど。
全 体での説明力がないと指摘される一方,部分部分では,他の個人要因の影響を考慮できていないと指摘されるのも否めないと思います。しかし,この状況で何が できるのかを考えなくてはならないのも事実かと思っております。消極的なアプローチではあると思いますが,回帰分析の結果,説明変数の値が小さかったこと を説明した上で,各場面で有意となっている個人要因を分析するというのはどうでしょうか?Aという場面で,性別と経験が有意だとすれば,4グループに分け てクラスカルウォリスの検定を適用するとか・・・。
何分手探りでやっている状況でして,間違っている部分もあるかもしれませんが,暖かいご指導をよろしくお願いいたします。
No.09034 Re: 決定係数の値と有意性の検定結果の解釈について 【青木繁伸】 2009/01/26(Mon) 14:14
> Aという場面で,性別と経験が有意だとすれば,4グループに分けてクラスカルウォリスの検定を適用すると
やっても良いとは思います。
ただ,最終的には多変量的な結果を優先するべきでしょう。
No.09054 Re: 決定係数の値と有意性の検定結果の解釈について 【アルビィ】 2009/01/27(Tue) 18:49
> やっても良いとは思います。ただ,最終的には多変量的な結果を優先するべきでしょう。
ありがとうございます。少し考えてみましたが,やはり多変量解析のデータを用いて説明できる範囲で結果を作りたいと思います。
前回と今回と,ご指導をいただき,本当にありがとうございました。
これからもがんばって分析をすすめ,論文作成につなげていこうと思います。
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