No.08988 正規分布しない4変数の関係  【mup】 2009/01/22(Thu) 00:57

A1, A2, B1, B2という,母集団が正規分布に従うとは限らない4変数を扱っています。(サンプルをKolmogorov-Smirnov検定したところ,正規分布から 有意にずれていました。)これらのうち,A1=A2,B1=B2の各々には理論上相関が予測され,またサンプルデータ間にも相関がありました。さらに今 回,A1=B1に強めの相関,A2=B2に弱めの相関が見つかりました。(以上の相関は,Pearson,Spearman,kendallのどれでも有 意に非ゼロでした。)なおA1=B2,A2=B1の相関を正当化できる根拠は今のところなく,また単相関は有意ではありませんでした。
そこで仮説「A1=B1の相関が,A2=B2に擬相関をつくっている」を立て,経路分析(path analysis)の勉強をしたのですが,「経路分析は基本的に正規分布を仮定している」と書いてあります。
まず
1) ノンパラメトリックなデータを経路分析する方法があるか?
ということをお伺いしたいと思います。
現在そのような手法が未開発なら,
2)「A1とB1で調整したA2=B2のSpearman偏相関関数の有意性を検定する」ことで前記仮説に対して何か言えるか?
3) コントロール変数が複数の場合,Kendallの偏相関を算出する方法はあるか?

以上について,ご教授いただきたく存じます。

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