No.08865 フリードマン検定  【kazu】 2009/01/09(Fri) 11:33

16名のデータに対し,事前・事中・事後について変容を検定しました。データは,正規分布していなかったため,フリードマ ン検定を行い,その後多重比較を行いました。そして,結果の見方はわかるのですが,その結果を論文に載せる際,どの部分を載せたらよいかわかりません。ど の部分を表記したらよいのでしょうか?

No.08866 Re: フリードマン検定  【青木繁伸】 2009/01/09(Fri) 11:41

> データは,正規分布していなかったため

この件については,他のスレッド(つい最近も,発言番号にしてわずか5つ前の記事,No. 8860)を参照

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/friedman.html
に示しているような例だと,要するに全ての条件の組み合わせについてものを言いたいのだろうから,以下の部分を使うのでしょう。
         S           p
1:2 3.600 0.462836887
1:3 4.225 0.376410966
1:4 5.625 0.228958421
1:5 15.625 0.003565936
2:3 0.025 0.999922523
2:4 0.225 0.994127049
2:5 4.225 0.376410966
3:4 0.100 0.998790896
3:5 3.600 0.462836887
4:5 2.500 0.644635793

No.08867 迅速なる返答ありがとうございます  【kazu】 2009/01/09(Fri) 13:16

5つ下に関連する質問があったのですね・・・・ごめんなさい。私はSPSSを使っているので,出力結果が若干違うのですが,例に示している「S」の部分はSPSSでの「Z」に当たるのでしょうか?教えてください。

No.08868 Re: フリードマン検定  【青木繁伸】 2009/01/09(Fri) 13:51

5つ下ではなく,現時点ではこの下のスレッドです。
まあ,それはいいことにして。

> 例に示している「S」の部分はSPSSでの「Z」に当たるのでしょうか?

残念ながら,火曜日になるまでは私はそれを確認できません。
S は,自由度が「列数−1」のカイ二乗分布に従う統計量です。
Zは標準正規分布に従う統計量でしょうね。
そもそも,同じ計算手法で得られるものでないことは確かですが,SでもZでも,RでもSPSSでも,あらゆる2つの条件の組み合わせについて比較したものが出ていればそれでよいのでしょう。ただ,採用されている「手法名」は明らかにしておかねばならないでしょう。

No.08869 ありがとうございました  【kazu】 2009/01/09(Fri) 14:17

確かに1つ下のスレッドですね(笑)正規性については,既に説明していただいていますが,「SPSSによる分散分 析と多重比較の手順」(石村貞夫著)のP66の中で,「母集団の正規性に問題がある時はノンパラメトリック検定が望ましい」と書いてあるので,今回「1元 配置の分散分析」を用いず,「フリードマン検定」を用いました。しかし,実際論文を読んでいると,「フリードマン検定」を用いて分析を行い,その結果を表 記している論文を見かけないので,論文への記載の仕方に困っていた次第です。ですから,非常に参考になりました。ありがとうございます。またよろしくお願 いします。

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