No.08830 SPSS分散分析 多重比較の書き方  【うさぎ】 2009/01/05(Mon) 17:35

初めて質問させていただきます。
統計初学者のため,拙い文章かと思われますが,どなたかご教授願えれば幸いと存じます。

SPSSを用いて,被験者間要因A(水準数3),被験者内要因B&C(それぞれ水準数2)の3×2×2の対応ありの分散分析を行いました。
その結果,被験者間要因Aと被験者内要因Bで交互作用が,被験者間要因Aで主効果が見られました。
そこで多重検定(ボンフェローニ)を行い,被験者間要因Aと被験者内要因Bの何処に単純主効果が見られるのかを調べました。
以上の結果を論文に書きたいと考えているのですが,その書き方について困っています。

分散分析の結果に関しては,SPSSで得られた結果から「F(○,○=F値, p>.05)」のように表記すれば良いと思うのですが,多重比較によって得られた単純主効果の表記の仕方がよく分かりません。
SPSSの結果には,「平均値の差(I−J),標準誤差,有意確率,差の95%信頼区間の上限・下限」しか記述されていないため,分散分析のような表記は出来ないと思うのですが,他に正しい表記の仕方が分かりません。

また,上記に加え,もうひとつお伺いしたいのですが,以前読んだ統計の教科書に「交互作用が出た場合は,主効果は無視していい」と書いてありました。
「無視」とは,「主効果があったという事実を論文等に表記する必要がない」と解釈して良いのでしょうか。

どなたかご教授頂ければ幸いと存じます。
宜しくお願いいたします。

No.08834 Re: SPSS分散分析 多重比較の書き方  【にゃんちゅう】 2009/01/06(Tue) 14:59

>SPSSの結果には,「平均値の差(I−J),標準誤差,有意確率,差の95%信頼区間の上限・下限」しか記述されていないため,分散分析のような表記は出来ないと思うのですが,他に正しい表記の仕方が分かりません。

うーん。「平均値の差」のところで,「*」表示がされていると思いますがどうでしょう。
「差の95%信頼区間の上限・下限」を使ってもいいです。0をまたいでいなければ5%水準で有意です。

No.08835 Re: SPSS分散分析 多重比較の書き方  【うさぎ】 2009/01/06(Tue) 16:05

>にゃんちゅうさま

拙い質問に回答下さり,真にありがとうございます。

>うーん。「平均値の差」のところで,「*」表示がされていると思いますがどうでしょう。

仰るとおり,平均値の差のところに*がついています。
ただ,論文に文章として記述する書き方がよくわからない現状です。
例えば,「D郡において,条件Eと条件Fの間で有意差がみられた(p<.05)」この程度の表記でも問題ないのでしょうか。
t検定であれば「t(○)=t値(p<.05)」,分散分析であれば「F(○,○=F値, p>.05)」といった風に,詳しく書くと思うのですが…

No.08836 Re: SPSS分散分析 多重比較の書き方  【にゃんちゅう】 2009/01/06(Tue) 17:21

出力からして統計量を書くことはできません。

>「D郡において,条件Eと条件Fの間で有意差がみられた(p<.05)」この程度の表記

D 群にすれば,それでいいです。SAS社の"A step by step approad to using the SAS system for univariate and multivariate statistics"でもそのような書き方(p<0.05)をしています。

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