No.08656 一元配置の分散分析  【こけし】 2008/12/16(Tue) 23:50

よろしくお願い致します。

ある怒り喚起場合での反応について,まず回答を「行動なし」「気持ちのみ」「行動あり」の3群に分け,更に「行動あり」をその行動の対象により「対自分」「対相手」「対その他」の3群に分類しました(全部で5群に分類)。

そ して怒りの強さと反応の関係を調べるために,怒りの強さを従属変数,反応を独立変数とする一元配置の分散分析を行う予定ですが,この場合に5水準の分散分 析ではなく,最初に「行動なし」「気持ちのみ」「行動あり」の3水準の分散分析を行い。次いで「対自分」「対相手」「対その他」の3水準の分散分析を行う という(つまり分散分析を2回行う)というやり方に問題はあるでしょうか?

私としては,怒りの強さと行動の対象の間の関係を最も検証したいのですが。

ご教示頂ければ幸いです。

No.08662 Re: 一元配置の分散分析  【にゃんちゅう】 2008/12/17(Wed) 19:13

問題あるでしょうね。

ロジック的には,
「行動あり」の「対自分」「対相手」「対その他」間に有意な差がないので,まとめて分析する。→「行動なし」「気持ちのみ」「行動あり」の3水準の分散分析
(1)
「行動あり」の「対自分」「対相手」「対その他」間に有意な差があるので,「行動あり」の3つを別にして5水準の分散分析

というような考えはあり得ますが,その逆の進行はないでしょう。

(2)逆の進行をするなら別の実験として第1実験,第2実験ということではないですか。

(1)の場合でも別の実験のほうがいいでしょうね。

No.08705 Re: 一元配置の分散分析  【こけし】 2008/12/20(Sat) 04:45

にゃんちゅう様

早速のご教示ありがとうございました。
お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

確かに「行動なし」「気持ちのみ」「行動あり」の分散分析の次に,「対自分」「対相手」「対その他」の分散分析を行った場合,もし2回目の結果に有意差が見られると,最初の分散分析が意味不明になりますね。

ありがとうございました。

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