pcaの解析結果
PC 1 PC 2 PC 3
変数1 0.7043305 0.6207678 -0.007067213
変数2 0.8273815 0.1781987 -0.233440200
変数3 0.7221360 -0.5430485 -0.345374715
変数4 0.7801026 -0.2467741 0.573680039
princomp2の解析結果
PC1 PC2 PC3
変数1 -0.704 0.621 -0.007
変数2 -0.827 0.178 -0.233
変数3 -0.722 -0.543 -0.345
変数4 -0.780 -0.247 0.574
No.08641 Re: 主成分分析の結果と符号 【青木繁伸】 2008/12/15(Mon) 14:43
> 符号の反転は各主成分毎に行なえば,よろしいのでしょうか。
その通り。
>> 主成分分析や因子分析で,固有値や主成分負荷量,因子負荷量,主成分得点,因子得点は,主成分(因子)単位で符号を反転させても,
と書いてありますよ。
No.08642 Re: 主成分分析の結果と符号 【きみか】 2008/12/15(Mon) 15:30
申し訳ありません。お手数をおかけ致しました。ありがとうございます。
何度も申し訳ありませんが,結果の解釈の仕方を悩んでおります。もし,お時間ありましたら,コメント頂けないでしょうか。princomp2の解析結果主成分3では,変数4と正の相関,変数3と弱い負の相関がみられます。そのため変数4の値が大きいほど,変数3の値が小さいほど,主成分得点3の値が大きくなるのだと解釈しております。
PC1 PC2 PC3
変数1 -0.704 0.621 -0.007
変数2 -0.827 0.178 -0.233
変数3 -0.722 -0.543 -0.345
変数4 -0.780 -0.247 0.574
実際の値と,主成分得点の値とを見比べてみますと,変数3,4の値が大きいものと,変数3,4の値が小さいものが,同じような主成分得点を示しています。
主成分3のようなケース(変数4の値が大きく,変数3の値が小さい)は,全ケース(100)のうち,1つか2つです。
主成分3も使いたいのですが,このような場合使うことに,意味がなくなってしまうのでしょうか。
コメントを頂ければ嬉しいです。
No.08643 Re: 主成分分析の結果と符号 【青木繁伸】 2008/12/15(Mon) 16:10
> 実際の値と,主成分得点の値とを見比べてみますと,変数3,4の値が大きいものと,変数3,4の値が小さいものが,同じような主成分得点を示しています。
> 主成分3のようなケース(変数4の値が大きく,変数3の値が小さい)は,全ケース(100)のうち,1つか2つです。
相関係数行列からスタートする主成分分析でしょう?だったら,元の変数ではなく,各変数ごとに正規化されたデータが使われる(だからこそ,共分散行列が相関係数行列に等しくなる)のですから,もとのデータではなく,標準化したデータについて解釈してください。
No.08644 Re: 主成分分析の結果と符号 【きみか】 2008/12/15(Mon) 17:14
早速のお返事をありがとうございます。
>だったら,元の変数ではなく,各変数ごとに正規化されたデータが使われる(だからこそ,共分散行列が相関係数行列に等しくなる)のですから,もとのデータではなく,標準化したデータについて解釈してください。
標準化したデータをみますと,変数3,4の値がともに正を示すものと,変数3,4の値がともに負を示すものが,主成分得点3の値において0から1を示します。
主成分3は変数4の値が正で,変数3の値が負の場合に得点が高くなるため,上記の場合,主成分3とは特に関連しないとの解釈でよろしいのでしょうか。
何度も申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
No.08645 Re: 主成分分析の結果と符号 【青木繁伸】 2008/12/15(Mon) 18:15
> 上記の場合,主成分3とは特に関連しないとの解釈
「何が,主成分3とは関連しない」のですか。
最初に指摘しておくべきでしたが,固有値はどうなっていますか?
第1主成分の固有値は 2.31,以下,第2,第3主成分の固有値は0.77, 0.50 ぐらいではないのですか(主成分負荷量を二乗して列和を求めた)。とすると,有効な主成分は第1主成分だけでしょう。
No.08646 Re: 主成分分析の結果と符号 【にゃんちゅう】 2008/12/15(Mon) 18:18
主成分分析は第1主成分をパーシャルアウトした行列から第2主成分を抽出します。第3因子は第1,第2主成分をパーシャルアウトした行列から抽出します。
と いうことで,いわゆる偏相関のようなものになってます。そのため第1主成分で説明できた部分をのぞいているため,もとの変数の関係が第3主成分ではもとの 相関と同じようにはならないのです。数値を見てみると,第1主成分,第2主成分は同一変数3,4が同一方向になっているので,同一方向の関係はこれで十分 説明できているのでしょう。
因子分析でも同一のことがおこります。よくある誤解ですね。
No.08647 Re: 主成分分析の結果と符号 【きみか】 2008/12/15(Mon) 19:24
青木先生
早速のお返事ありがとうございます。
>最初に指摘しておくべきでしたが,固有値はどうなっていますか?
第1主成分の固有値は 2.31,以下,第2,第3主成分の固有値は0.77, 0.50 ぐらいではないのですか(主成分負荷量を二乗して列和を求めた)。とすると,有効な主成分は第1主成分だけでしょう。
ご指摘の通り,第2主成分と第3主成分の固有値は1以下です。ただ,第1主成分の寄与率が57.8%でしたので,第2主成分と第3主成分も含めて考えた方が良いかと思っておりました。
第1主成分から第3主成分までの累積寄与率は90%となります。
もともとやりたかったことは,主成分得点を用いて散布図を描き,それぞれのケースの傾向を示したかったのです。主成分1と2を用いて散布図を描くと,ケースの傾向は大きく2つに分かれます(仮にグループ1と2)。
グループ1と2を分けるには,第一主成分得点のみを用いて,クラスター解析を行なった方がよいのでしょうか。
にゃんちゅうさま,コメントありがとうございます。まだまだ勉強中の身で,知識不足を痛感しております。ありがとうございます。
No.08648 Re: 主成分分析の結果と符号 【青木繁伸】 2008/12/15(Mon) 21:04
> グループ1と2を分けるには,第一主成分得点のみを用いて,クラスター解析を行なった方がよいのでしょうか。
全変数(標準化した変数)を用いてクラスター分析。もしくは,第4主成分まで使ってクラスター分析。
No.08649 Re: 主成分分析の結果と符号 【きみか】 2008/12/15(Mon) 22:39
本当にありがとうございます。
解析を行なってみます。
● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 042 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る