No.08579 重回帰とファイルの分割  【ストレス】 2008/12/10(Wed) 01:55

SPSSを使用して3つの尺度もちいて,因子分析から重回帰分析までをしようと考えています。その際に3つの尺度を男女差 のように,ファイルを分割して実施する予定ですが,因子分析の時点から,ファイルの分割を行って,実施したほうが良いのか.因子分析後,因子分析に移る際 に,ファイルの分割を行って,回帰分析を行ったほうが良いのか,どなたかお教えください.データーの分析はあまり詳しくなく,よろしくお願いします.

No.08580 Re: 重回帰とファイルの分割  【青木繁伸】 2008/12/10(Wed) 07:53

添付する図は,irisデータに基づいたものです。3つのグループがあると,二変数間の相関係数は,個々のグルー プでのものと,全体をひっくるめた場合とで相当異なると言うことです。グループをまとめたデータで因子分析しても,元になる相関係数行列が信頼できないの だから。


No.08581 Re: 重回帰とファイルの分割  【青木繁伸】 2008/12/10(Wed) 08:06

第1グループの因子分析(プロマックス解)
> factanal2(a[1:150,1:4], factors=1)
H0: 1 factors are sufficient.
Chi sq. d.f. P value
11.91462 2 0.002586858

Factor loadings(rotation:promax)
Factor1 Communality
Sepal.Length 0.9523843 0.90703578
Sepal.Width 0.7783830 0.60588018
Petal.Length 0.2806382 0.07876324
Petal.Width 0.2996343 0.08978007

第2グループの因子分析(プロマックス解)
> factanal2(a[151:300,1:4], factors=1)
H0: 1 factors are sufficient.
Chi sq. d.f. P value
38.46291 2 4.445133e-09

Factor loadings(rotation:promax)
Factor1 Communality
Sepal.Length 0.7723350 0.5965044
Sepal.Width 0.6369472 0.4057070
Petal.Length 0.9492612 0.9010971
Petal.Width 0.8257691 0.6818913

第3グループの因子分析(プロマックス解)
> factanal2(a[301:450,1:4], factors=1)
H0: 1 factors are sufficient.
Chi sq. d.f. P value
39.99174 2 2.069684e-09

Factor loadings(rotation:promax)
Factor1 Communality
Sepal.Length 0.9444551 0.8919957
Sepal.Width 0.4779145 0.2283965
Petal.Length 0.9131009 0.8337541
Petal.Width 0.3360630 0.1129335

全体をまとめて因子分析(プロマックス解)
> factanal2(a[1:4], factors=1)
H0: 1 factors are sufficient.
Chi sq. d.f. P value
260.4390 2 2.794984e-57

Factor loadings(rotation:promax)
Factor1 Communality
Sepal.Length 0.8705831 0.7579144
Sepal.Width -0.4192362 0.1757593
Petal.Length 0.9975446 0.9950000
Petal.Width 0.9642855 0.9298464

No.08582 Re: 重回帰とファイルの分割  【ストレス】 2008/12/10(Wed) 13:55

ご回答ありがとうございます。最初から分割して,重回帰まで実施した方がよいといういことと解釈しました。内的整 合性,t検定なども分割して実施してみることとします。相関係数,t検定などは,説明書によると,因子分析後に男女差のグループ分けを行っているのです が,どのように解釈したら良いのでしょうか。

No.08583 Re: 重回帰とファイルの分割  【ストレス】 2008/12/10(Wed) 14:19

説明不足かと感じ,再させていただきました。3つ尺度はそれぞれで,因子分析を実施する必要があることは理解でき ますが,SPSSの説明書によると,重回帰分析や相関係数を出す場合,因子分析後に男女によるファイル分割を実施して値を求めていますが,因子分析実施時 からファイルの分割を実施した方がよいという話があり迷っています。各尺度とも分割した場合としない場合とでは,因子付加量が違うことは理解しました。操 作の最に分割したファイルで,例えば男性は3因子,女性は4因子が妥当と判断されたとき操作仕切れない状況にあり,その後の操作も複雑になるため,どうし たものかと悩んでいます。3尺度因子分析後ファイルの分割による重回帰はできないのでしょうか。何度も申し訳ありません。

No.08587 Re: 重回帰とファイルの分割  【にゃんちゅう】 2008/12/10(Wed) 16:46

>例えば男性は3因子,女性は4因子が妥当と判断されたとき操作仕切れない状況にあり,

因子の不変性が疑われるなら,その後の分析は意味のあるものなのでしょうか?
まず根本にかえって考え直すのが筋でしょう。

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