No.08529 Re: 目的変数の対数変換後のAIC 【青木繁伸】 2008/12/05(Fri) 12:43
できるでしょう?
目的変数をそのまま使った場合と,たとえば100倍した場合と,1000分の1にした場合で,AICは違うけど,目的変数を何倍しようと独立変数との違いが変わるわけではない。
目 的変数をそのまま使った場合と,対数を取ったものでは,大きさのオーダーが違ってくる以上に,線形変換ではないので,独立変数と目的変数の関係は*同* じ*で*は*な*い*。しかし,対数変換した目的変数を使って,どの独立変数が選択されるかということはできる(AICを比較することはできる)。
当然ながら,目的変数をそのまま使った場合のAICと対数変換して使った場合のAICは,*比*較*で*き*な*い*。
No.08530 Re: 目的変数の対数変換後のAIC 【まつ】 2008/12/05(Fri) 13:22
さっそくの返信ありがとうございます。
> 当然ながら,目的変数をそのまま使った場合のAICと対数変換して使った場合のAICは,*比*較*で*き*な*い*。
この点について,明確な答えを知りたかった次第です。
繰り返しで恐縮ですが,つまり(Y:目的変数,X:説明変数,e:誤差)
log(Y)=aX+b+e
と
Y=aX+b+e
で,通常計算されるAICは比較できないという理解でよろしいでしょうか?
No.08531 Re: 目的変数の対数変換後のAIC 【青木繁伸】 2008/12/05(Fri) 17:08
対数変換でなくても,スケールが変わっただけで AIC が変わるわけですから。例えば,対数を取った時の AIC を何倍かすれば,対数変換しないときの AIC と比較できるということにはならないでしょう?
対数の底を何にするかによってさえ変わるんだから。。。> AIC(lm(iris[,1]~iris[,2]))
[1] 371.9917
> AIC(lm(10*iris[,1]~iris[,2]))
[1] 1062.767
> AIC(lm(log(iris[,1])~iris[,2]))
[1] -159.0899
> AIC(lm(log(iris[,1], base=10)~iris[,2])) # 常用対数を取ってみる
[1] -409.2996 # なんてこった
No.08534 Re: 目的変数の対数変換後のAIC 【まつ】 2008/12/05(Fri) 18:09
青木さま
ありがとうございました。よく理解できました。
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