No.08488 SPSSのCox回帰分析の解釈  【ねじきん】 2008/12/03(Wed) 12:45

教えてください。

SPSSでCox回帰分析を行っています。
従属変数は糖尿病の発生と,発生までの時間もしくは追跡時間で,
独立変数は,喫煙区分(1,喫煙なし,2喫煙あり,3以前喫煙)です。
独立変数がカテゴリー変数であるため,その指示を行い,1をコントロールとしています。

その際の結果が添付書類の図1のようになった場合,喫煙区分の有意確率0.004は何を意味しますか?
論文などで良く見るp for trend でしょうか?
SPSSのマニュアルを見ましたが,何を意味する有意確率か書かれていませんでした。

誰かご教授いただければと思います。


No.08489 Re: SPSSのCox回帰分析の解釈  【青木繁伸】 2008/12/03(Wed) 12:51

Wald 統計量をみると,喫煙区分(1)と喫煙区分(2)に対するWald統計量の和になっているでしょう? 7.8+4.2 = 11.0 自由度も 1+1=2 になっていますね。
Wald 統計量はカイ二乗分布に従う。
カイ二乗分布に従う確率変数の和もカイ二乗分布に従う。
その自由度も,足されたカイ二乗分布の自由度の和になる。
独立な検定結果を統合するには,カイ二乗値を加え,足された自由度でもって検定すればよい。
という段階を踏んで,結論として「喫煙区分が有意な影響を与えているかどうかの検定」ということでは?

No.08491 Re: SPSSのCox回帰分析の解釈  【ねじきん】 2008/12/03(Wed) 14:33

青木先生

ご教授いただきありがとうございます。

Wald統計量をそのように解釈できると知らなかったので,勉強になりました。
有意水準も何を検定しているかわかりました。

ありがとうございます。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 042 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る