No.08475 重回帰分析について  【鹿沢】 2008/12/02(Tue) 18:10

よろしくお願いいたします。
ステップワイズ法で行った結果,回帰式全体の有意性の検定では,0.1%水準で有意で,F値が10.552,調整済みR=0.125,R2乗=0.138,t=12.452,B=2.327でした。
17の独立変数(質的変数はダミー変数に変換しました)のうち最終的にAとB2つが選択されましたが,Bのみpが0.090,t=1.701,VIF=1.056,B=1.073,β=0.141で,有意差がみられませんでした。
重 回帰分析を用いるときの注意点はチェックしました。ただ,その中で従属変数の2種類の関係に0.8以上の高い相関(p<0.01)がみられましたが,どう してもその変数も含めて従属変数と独立変数の関係をみたい場合,最終的に出てきたA変数とB変数は,従属変数に影響される変数といえると思うのですが,B 変数は有意差がみられなかったので,論文の表現としては,A変数とB変数が選択されたが,A変数のみ有意差があったと記述してもよろしいでしょうか?
それとも回帰式全体が有意差があったが,Bがp<0.05以下でなければ上記のように記述してはいけませんでしょうか?
あるいは,得られた回帰式全体のpが0.001以下でも有意差のないB変数は,記述しないでA変数のみを記述した方がよいですか?
書籍によってちがうので,どのようにするのが一番よいか教えてくださいますますようお願いいたします。

No.08476 Re: 重回帰分析について  【青木繁伸】 2008/12/02(Tue) 18:25

> 論文の表現としては,A変数とB変数が選択されたが,A変数のみ有意差があったと記述してもよろしいでしょうか?

B が理論的に回帰式に含まれるだけの意味を持っているなら,それで良いと思いますが,,,,

そ れ以前の問題として,「調整済みR=0.125,R2乗=0.138」というのはどうしたものでしょう。低すぎると思いますけど,この分野では,これくら いの数値でも意味があるということなのでしょうか。「0.1%水準で有意で,F値が10.552」というのは,確かに統計学的には有意ということですが, 得られた回帰式の実質的な意味が問われるかもしれませんね。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 042 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る