No.08039 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【きの】 2008/10/23(Thu) 15:10

A群,B群,C群の,国語の点数・数学の点数・社会の点数・理科の点数に差があるのか比較したいと思います。
A・B・C群は独立していますが,テストは全員が受けているので
対応のない因子と対応のある因子の2要因分散分析だと思うのですが
いまいち自信がありません…。

わかりにくい説明で申し訳ないのですが,教えて頂けないでしょうか…?

No.08040 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【きの】 2008/10/23(Thu) 16:27

何度もすみません。

もうひとつお聞きしたいのですが,よろしいでしょうか。
2元配置分散分析(対応のない因子と対応のある因子)で,分散分析後,多重比較を行ってみたのですが
「ペアごとの比較」でA群とB群に差があると結果が出ました。
これは,「A群のテストの得点」と「B群のテストの得点」に差があると思っていいのでしょうか?
それとも,ただ単に「A群とB群に属している人数に差がある」ということなのでしょうか?

No.08041 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【青木繁伸】 2008/10/23(Thu) 17:03

> A・B・C群は独立していますが,テストは全員が受けているので対応のない因子と対応のある因子の2要因分散分析

国語の点数・数学の点数・社会の点数・理科の点数 を比較することに,意味があるんだろうか?身長と体重の平均値を比較するのと何処とが違うというのだろうか?
たぶん,「それはたとえ話です」といわれちゃうんでしょう。比較可能な変数(データ)かどうかは,あなたが判断しないといけません。

> それとも,ただ単に「A群とB群に属している人数に差がある」ということなのでしょうか?

そうではない。

> 「A群のテストの得点」と「B群のテストの得点」に差がある

「平均値」に差があるかどうかでしょう?

No.08043 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【きの】 2008/10/23(Thu) 18:12

お答え頂いて,ありがとうございます。
説明が不十分でしたので,詳しく研究内容を書かせて頂きます。
もしお時間あればよろしくお願いいたします。

実は,私は非行経験と心の支えについて調査を行いました。

A・B・Cと群分けしているのは,
A非行経験なし
B軽微な非行経験あり
C重大な(犯罪に相当する)非行経験あり
の3群です。

テストという言葉で表現しましたのは,
1友だちへの心の支え得点(友だちがどれくらい支えになっているか)
2先生への心の支え得点
3父親への心の支え得点
4母親への心の支え得点
の4つで,
『心の支え』というのは私が作成した尺度を使用しています。

仮説としましては,心の支えの得点が高ければ(=心の支えの程度が大きければ)
非行経験も少ないのではないか,ということです。

お教えいただいたように多重比較の結果を考えますと,
非行経験なし群と,軽微な非行経験あり群を比較すると
支え得点の平均に差があるということになり,
友だち・先生・父親・母親のどの得点での差なのかはわからない,ということになるのでしょうか?

長々と申し訳ありませんが,もし宜しければ…よろしくお願いいたします。

No.08044 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【青木繁伸】 2008/10/23(Thu) 18:37

> 「A群のテストの得点」と「B群のテストの得点」に差がある

ではなく,

「A群のテストの平均得点」と「B群のテストの平均得点」に差があるということです

「得点に差がある」というと,得点の何に差があるのですか?最低点ですか,最高点ですか,中央値ですか,分布ですか。ということ。

要因は2つある(群と変数)のですから,多重比較は,2つの主効果ごとに行われるんでしょう?つまり,3つの群に差があるか,4つの変数に差があるかをそれぞれ多重比較するんでしょう?

あなたが,【「A群とB群に属している人数に差がある」ということなのでしょうか?】などとおっしゃるから話がわからなくなります。

No.08046 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【きの】 2008/10/23(Thu) 22:00

有難うございます。
私の説明が下手で低レベルなために,イライラさせてしまい申し訳ありません。

>「A群のテストの平均得点」と「B群のテストの平均得点」に差があるということです

「得点に差がある」というと,得点の何に差があるのですか?最低点ですか,最高点ですか,中央値ですか,分布ですか。ということ。

とてもわかりやすい説明を有難うございます。

また考え直しまして,ボンフェローニの方法で被験者内因子の多重比較をしてみました。
被験者間要因の多重比較もやりなおしてみました。

仮説を持っているために,どうしても被験者間因子と被験者内因子を関連付けたくなるのですが,「A群とB群で有意な差がみられた」という記述に留めておかなくてはいけないのですね。

No.08047 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【青木繁伸】 2008/10/23(Thu) 22:12

> どうしても被験者間因子と被験者内因子を関連付けたくなるのですが

交互作用について検討すればよいだけではないですか?

No.08049 Re: 2元配置(対応のない因子と対応のある因子)について  【きの】 2008/10/23(Thu) 22:25

すみません,こんなに早くお返事いただけるなんて…有難うございます。

交互作用の結果をどのように使うのかも,全然わかっておらず…
お恥ずかしい限りです。

実は,交互作用は無いという結果でした。
そうなりますと,非行経験(被験者間要因)と,心の支え得点(被験者内要因)は,
何も関連がないということになり,
仮説は実証されなかった,ということになると思われます。

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