No.07742 二元配置分散分析  【syoutaro】 2008/09/25(Thu) 02:21

二元配置分散分析を用い,不確かさ推定を考えています。
異なる5作物について5日間,1日2平衡試験を実施します。
要因1:作物間,要因2:日間,交互作用,残さについて平均平方(分散の期待値)を求めました。

      平均平方
要因1  4.95466E-05
要因2  3.30044E-05
交互作用 1.35887E-05
残差   5.03171E-06

平均平方より,要因1,要因2,交互作用,残差の標準偏差は求められるのでしょうか?

No.07756 Re: 二元配置分散分析  【kai】 2008/09/25(Thu) 15:24

平均平方より,要因1,要因2,交互作用,残差の[分散成分]を計算すれば求められるはずです([分散成分]の平方根=標準偏差).

残差の[分散成分]の期待値は残差の平均平方と一致します.

それ以外の平均平方は複数の分散成分が混ざっていますので,分解してやる必要があります.
(統計ソフトを使えば,この分解を自動的にやってくれます)

No.07757 Re: 二元配置分散分析  【kai】 2008/09/25(Thu) 15:40

この平均平方が2因子5水準の総当たりで繰り返し2回=50データから計算されたものであるなら,EMS法では以下のような関係より分散成分を計算します.

要因1の平均平方=10×要因1の分散成分+2×交互作用の分散成分
要因2の平均平方=10×要因2の分散成分+2×交互作用の分散成分
交互作用の平均平方=2×交互作用の分散成分+残差の分散成分
残差の平均平方=残差の分散成分

*)EMS法では分散成分がマイナスになる可能性があります
*)REML法でも分散成分が計算できますが,こちらは最尤法を使用するため反復計算(EXCELではソルバーを使用します)が必要になります.

No.07758 二元配置分散分析  【syoutaro】 2008/09/25(Thu) 17:46

ご回答ありがとうございました。
EMS法に従い,要因1,2,交互作用,残差について標準偏差を求めます。
相対標準偏差に直す場合は,50データの平均値で除し,100を掛ければよろしいのでしょうか?

No.07760 Re: 二元配置分散分析  【kai】 2008/09/25(Thu) 20:31

その計算は変動係数の計算方法だと思ったら,変動係数を相対標準偏差とも言うのですね!
%表示で表すならその計算式でOKです.

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