No.07729 AICを用いた分散分析モデルの評価について 【中島 敏】 2008/09/24(Wed) 16:07
こんにちは。はじめて質問させていただきます。
現在,実験データを解析するにあたって,複数の分散分析
(ANOVA)モデルの良し悪しを検討しております。坂元慶行ら著「情報量統計学(共立出版)」を参考にしていますが,2元配置で実験の繰返しがある場合
のAICの求め方が分かりませんので,ご教示いただけませんでしょうか。以下に実験デザインと,AICを求めるのに用いた式を示します。
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解析で用いうる因子は因子1,因子2の合計2因子で,両因子ともに4水準ずつです。実験の繰返しがM回ずつあります。このとき,
実験結果の全変動 W0,
因子1,2による水準間変動をそれぞれ,W1, W2,
因子1と2の交互作用の変動を W1x2,
標本(実験結果)の個数をn (= 4水準 * 4水準 * 繰返し数M),
円周率PIとおくと,
1)「因子1のみが実験結果に影響を及ぼす」というモデルのAICは,
AIC(1) = n*log(2*PI)+n*log{(W0-W1)/n} + n + 2*(3+2)
2)「因子1,2両方が実験結果に影響を及ぼす」というモデルのAICは,
AIC(1,2) = n*log(2*PI)+n*log{(W0-W1-W2)/n} + n + 2*(3+3+2)
3)「因子1,2,およびその交互作用が実験結果に影響を及ぼす」というモデルのAICは
AIC(1,2,1x2) = n*log(2*PI)+n*log{(W0-W1-W2-W1x2)/n} + n + 2*(3+3+9+2)
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AICを求める式は,上の1)-3)で正しいでしょうか?
特に,3)の最後の項,2*(自由パラメータの個数)は,因子1, 因子2それぞれの自由度が4-1=3, 交互作用の自由度が(4-1)*(4-1)=9なので,2*(3+3+9+2) ではないかと思ったのですが,合っているでしょうか?
ご教示いただけましたら幸いです。
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