No.07207 LISRELを用いた確認的因子分析について  【川崎】 2008/07/28(Mon) 18:14

はじめまして。教育学について研究している修士1年の川崎と申します。よろしくお願いします。
現在,研究でテスト問題の開発を行っており,各問題の評価方法を「正答」,「準正答」,「誤答」の3件法としています。
この研究では,各問題が同質の問題同士で分類することができるか,つまり,各問題が同じ能力を測ると想定した問題ごとに分類されるか否かを確認的因子分析を用いて検討しようと考えています。
そこで,私はLISRELを用いて3件法の確認的因子分析を行いたいと考えています。
青木先生には,私が考える方法が妥当な方法か否かについてご助言を頂けないかと思い投稿させていただきました。
では,説明いたします。
LISRELに用いる相関行列を考える際,まず,「正答」,「準正答」,「誤答」の3件法を連続変数とみなし相関係数を算出し,用いるのは無理があると考えました。
また,「準正答」においては,度数が他に比べて少なく,正規分布と仮定することも無理があると考えたため,多分相関係数を用いることもできないと判断しました。
よって,「正答」,「準正答」,「誤答」を名義尺度として捉え,Cramerの関連係数を相関行列と同質と考えることによりLISRELにその値を用いて分析を行おうと考えています。
この方法で3件法の確認的因子分析ができるかどうか,また他によりよい方法がありましたら教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

No.07208 Re: LISRELを用いた確認的因子分析について  【青木繁伸】 2008/07/28(Mon) 18:28

> 「正答」,「準正答」,「誤答」の3件法を連続変数とみなし相関係数を算出し,用いるのは無理があると考えました

確かにそうかも知れませんけど,SEM の例などをいろいろ見てみると,5件法とかでも,また,とても正規分布しそうにもないデータでも平気で使っているようですよ。

それでよいかどうかは私にはわかりません。

No.07212 Re: LISRELを用いた確認的因子分析について  【川崎】 2008/07/28(Mon) 19:29

ご返答ありがとうございます。
検討してみます。

No.07213 Re: LISRELを用いた確認的因子分析について  【にゃんちゅう】 2008/07/28(Mon) 20:21

>また,「準正答」においては,度数が他に比べて少なく,正規分布と仮定することも無理があると考えたため,多分相関係数を用いることもできないと判断しました。

ここの部分のロジックはどうなっているのですか?
多分相関係数は順序尺度が前提ですが,正規分布と仮定はしてませんよね。

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