No.07166 専門職介入の前後の患者の不安感の変化について分析方法  【MAGI】 2008/07/26(Sat) 05:54

同じような相談を続け恐縮です,ある時点での患者さんの,家族との人間関係等の不安感について,全く不安なし,あまり不安 でない,どちうらでもない,やや不安,とても不安という順序尺度のデータについてです。例えば身体機能のリハビリを行った後の,身体機能の向上(変化な し,あるいは増悪もありうるのですが)と,リハビリ後の不安感(同 じ質問)の結果の変化について,身体機能の変化との関係を分析する方法があるでしょうか。不安感と身体機能の両方が量的データなら変化量(リハビリ前の時 点の不安感とリハビリ後の時点の不安感の差:増減)と身体機能の変化量(増減)の相関関係を分析すればいいのでしょうが,両変数とも順序尺度なのでどうし たものかと悩んでいます.例えば,訓練の前後のデータで,「全く不安なし」,「あまり不安でない」,「どちうらでもない」,「やや不安」,「とても不安」 の各群の出現率に分けます。訓練前後の不安感は同じ患者さんの不安感であり,対応のあるデータですので,Wilcoxon符号順位検定で,訓練前後の不安 感の差に有意差があるかどうかを求め有意差ありだったとします.そして,各群の全体に占める出現率の割合が例えば(全く不安なし:10→35%,あまり不 安でない10→35%,どちうらでもない10→10%,やや不安35→10%,とても不安35→10%)であった場合,訓練後に不安感が減少傾向と結論づ けられると判断します.この次のステップとして,訓練による運動能力の変化(増減)と不安感の(増減)の関係を分析考察する方法(アルゴリズムとかロジッ ク)として,不安感の出現率の差,例えば(全く不安なし:10→35%=+25%)の+25%の部分を変数として,身体機能の増減との関係を検討する方法 はなにかありますでしょうか.

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