No.06446 Re: 減少率って 【birei】 2008/04/30(Wed) 00:45
母比率が80%から40%に下降した(支持率が80%から40%に下降した)。と言うのと表裏50%のコイン投げ で表が期待値に対し50%多いと言う事でしょうか?それぞれの世界で比率の定義式が違いますからその式で減少した%の事を言うのではないでしょうか?変動 する母比率(正しい表現かどうか知りませんが)と確定した母比率では分野により考え方が異なると思います。
No.06447 Re: 減少率って 【麗】 2008/04/30(Wed) 06:19
コメントありがとうございます。
尿失禁率を求める計算で
尿失禁率=一日尿失禁量÷一日の総尿量(一日自排尿量+一日失禁量)
とあります。
Aさん・Bさん・Cさんの各尿失禁率は
一日目 Aさん100%・Bさん80%・Cさん60%
7日目 Aさん50%・Bさん40%・Cさん30%
となったとき,一日目と7日目の尿失禁率を平均化し,その減少率をみる事は
問題ないのか,わからなかったもので。
率を平均化し,その率の差をみるのは良くないと助言され,本当にそうなのか
知りたかったのです。
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
No.06457 Re: 減少率って 【birei】 2008/05/01(Thu) 13:58
投薬などの処置(量or回数)と,失禁率の相関計数を求めると言う事ではないでしょうか。個人個人相関係数が異な る事が予測されるので個人個人で相関を取り適切な処置を決めましょうと言う事でしょうか。それとも処置そのものの効果の検証とか。また生物は効果に対数特 性を持つ傾向があります。いずれにせよ≪数値の発生過程≫が不明ですからデータを取る事が先決です。平均してるとなんだかわからなくなります。全体の傾向 が見えて来てからどの数値(平均などの処理後も含め)数値の処理方法を考えた方が良いと言う事でしょう。
No.06461 Re: 減少率って 【麗】 2008/05/02(Fri) 00:29
bireiさん,コメントありがとうございます。
すでにデータは14名取っていて,個人の尿失禁率を1日目と7日目で見ると,尿失禁率が減った事が分かるのですが,中には,増えた人もいて(2名),全体的にはほぼ下がっているといえるのですが,
Aさんは一日目○%7日目○%,Bさんは一日目○%7日目○%・・・・
と,14名を,一人一人を説明するととても長くなり,今研究の抄録を作成中で2000文字以内で表現するため,簡潔に述べなくてはいけません。
そのため,平均化して簡潔に述べられるのではないかと考えたのですが,
率(%)を平均して%を出すのはおかしいという上からの助言をもらい,
どう表現したら良いか分からなくなり,ここに質問させていただきました。
薬を飲んだ人と薬を飲んでいない人の効果を調べるとかではないのです。
ただ,「1日目から比べると7日目は減った」事を言い表したいのですが・・・。
No.06462 Re: 減少率って 【青木繁伸】 2008/05/02(Fri) 00:49
増えた・減ったと言うことを平均値という一つの数値で表そうとしているから無理があるんです。増えた・減ったということは,データの性質によって,平均値では表せない(他のものでなら表せるかもしれない)こともあるんです。
情 報として,単に増えた・減ったという2つの値のいずれかを取るという観点から評価すれば,増えた人が何人・減った人が何人ということでしょう(どれくらい 減った・増えたということまでは見ない)。この観点から言えば,14名中,減ったのは12名,増えたのは2名ということなら,増減が50:50なら,有意 に減ったと言えるかは符号検定。
どれくらい減ったというのは単に個々人の1日目と7日目の尿失禁率の大小ということなら(その妥当性はともかくとして),符号付順位和検定になるでしょう。
その大小関係が間隔尺度といえるなら(そらはかなり難しい仮定でしょうけど),平均値の差の検定(対応のあるt検定)ということになるでしょう。
No.06463 Re: 減少率って 【麗】 2008/05/02(Fri) 01:31
青木さん コメントありがとうございます。
何となく分かったような気がします。
やはり,平均化して考えることに,無理があるのでしょうね・・・。
今回のケースでは,平均値をだして,減った・増えたというのは
あまり良い方法ではないということですね?
ありがとうございました。
No.06468 Re: 減少率って 【birei】 2008/05/02(Fri) 11:56
青木先生のおっしゃる様に符号検定位でしょうか。それとそのp値(最重要)。
今の段階で数字として捉えるのは根拠に欠けると思います。
数字その物の性質がわからない場合は全体像をグラフ化した方が貰う方は有り難い場合が多いです。
効果の回帰関係がありそうか(例えば:効果=αLog投薬量 等)が見る人が見ると予測できる場合があります。
そこで問題なのが横軸は日数・縦軸は?と言う事でしょうね。
上下変動は確率過程ですから当然起こりますし,効果の出現も時間的ズレが起こりますから気にせず全体的に麓さんから見て効果がある様に見えるグラフに説得力があります。
検定はその裏づけを行なう物です。
No.06477 Re: 減少率って 【麗】 2008/05/02(Fri) 23:58
bireiさん,コメントありがとうございます。
確かにグラフにした方が個々の変化は見やすいのですよね。
色々勉強になりました。
参考にさせて頂きます。
真剣に考えてくださり,ありがとうございます。
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